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イラストで目に留まり、noteで社長の考えが伝わる。25名の応募を獲得した情報発信

求人を出しても応募が来ない。若手に自社の仕事が伝わらない。採用活動に悩む建設会社・専門工事会社は少なくない。

東京都で電気工事業を営む株式会社アイダ電設も、もともとは本格的な採用活動を行ってきた会社ではなかった。

そんな同社が若手採用に向けて取り組んだのが、イラストとnoteを活用した採用発信である。求人上ではイラストで目に留まる入口をつくり、noteでは社長自身の考えや、会社がこれから取り組もうとしていることを発信した。その結果、前回の募集で9件、今回の募集で16件、計25件の応募につながった。

「応募者に聞いていると、イラストのインパクトがあったという声はありました。noteを見て、社長の人となりがわかったと言ってくれた方もいます」

そう話すのは、株式会社アイダ電設の代表取締役を務める吉武将也氏だ。

ただし、この成果は求人票の条件を整えただけで生まれたものではない。吉武氏が重視したのは、会社の完成された魅力を並べることではなく、社長自身の考えや、会社がこれから取り組もうとしていることを見える形にすることだった。

その発信は、どのような課題意識から始まったのか。まずは、吉武氏の歩みから見ていきたい。


目次
  1. プロフィール
  2. 現場で感じた「若手が辞める理由」
  3. 求人一覧で埋もれないために、イラストを使う
  4. noteで伝えたのは、会社の“魅力”よりも“これから”
  5. 応募数だけでなく、理解したうえで応募してもらう
  6. セミナーでは、株式会社アイダ電設の採用発信の裏側を詳しく伺います

プロフィール

吉武 将也 氏
株式会社アイダ電設 代表取締役。東京都出身。大学ではネットワーク工学を学び、卒業後はWeb制作関連企業に入社。デザインやディレクション業務を経験した。その後、家業である電気工事業を継ぐことを見据え、取引先の電気工事会社で現場経験を積み、アイダ電設に入社。2025年7月に代表取締役に就任。現在は電気工事業を軸に、採用活動、情報発信、3Dプリンターを活用した現場補助具の開発、職人・施工管理を育てる研修施設づくりなど、会社の新たな取り組みを進めている。


現場で感じた「若手が辞める理由」

吉武氏は、もともと電気工事一筋のキャリアではない。大学卒業後はWeb制作関連の会社で、デザインやディレクションの仕事をしていた。高校生の頃からパソコンやイラストに親しみ、Webデザインにも関心を持っていたという。その後、家業を継ぐことを見据え、取引のあった電気工事会社へ“修行”に出ることになった。

「それまで仕事といえば、オフィスでパソコンに向かうものだと思っていました。そこから建築途中の現場に入ったので、かなりカルチャーショックはありました」

夏は暑く、冬は寒い。設備も整っていない建築途中の現場で作業を進める。ホワイトカラーの職場から建設現場へ入った吉武氏にとって、それは大きな環境の変化だった。

「若い人がこれで辞める理由は、自分自身も体験してきました」

この実感が、吉武氏の採用への問題意識の根底にある。

代表就任時、株式会社アイダ電設は本格的な採用活動をほとんど行ってこなかった。社員は紹介や取引先との縁をきっかけに入社した人が中心で、技術力のあるベテラン社員が会社を支えてきた。一方で、若手を計画的に採用し、育てる仕組みは十分ではなかった。

「それまで採用活動をほとんどしてこなかったんです。社員の平均年齢も上がってきていて、いい加減若い人を入れないとまずいなと思いました」

そう感じた吉武氏は、採用活動に本格的に取り組み始めた。


求人一覧で埋もれないために、イラストを使う

採用活動において、まず課題になるのは「見つけてもらうこと」だ。どれだけ良い求人内容を書いていても、求職者の目に留まらなければ読まれない。建設業界の求人では、現場写真や集合写真を使う企業も多く、一覧画面の中で差別化することは簡単ではない。

そこで株式会社アイダ電設が活用したのが、イラストだった。

吉武氏はもともとイラストを描いていた経験があり、求人のメインビジュアルにもイラストを使用した。自身で描いたイラストをもとに、AIも活用しながらビジュアルを制作している。

「写真だけの求人が多い中で、イラストで表現したことは他社との差別化になっているのかなと思います」

重要なのは、イラストそのものよりも、それが応募者にとって「この会社、少し違うかもしれない」と感じる入口になったことだ。

イラストは、単なる装飾ではなかった。社長自身のキャラクターや、会社として新しいことに挑戦しようとする雰囲気を伝える入口になっていたのである。


noteで伝えたのは、会社の“魅力”よりも“これから”

株式会社アイダ電設の採用発信でもう一つ特徴的なのが、noteの活用である。noteとは会員数1000万人を超える、国内最大級のブログサイトである。シンプルな操作感で、誰でも手軽に記事を投稿することができる。

求人票では、仕事内容や給与、勤務地、休日などの条件を伝えることができる。しかし、求人票だけでは伝わりにくいものもある。社長がどんな人なのか。会社が何を大切にしているのか。これからどんな会社にしていきたいのか。未経験者に対して、どんな姿勢で向き合おうとしているのか。吉武氏は、そうした内容をnoteで発信している。

「会社としてこれからやろうとしていることを、記事として残しておきたいという気持ちがありました。外から見ても『実際にこういうことをやっているんだ』と知ってもらえると思ったんです」

書いているのは、いわゆる「うちの会社はこんなに魅力的です」という採用PRだけではない。電気工事士や施工管理の仕事を、未経験者にもわかるように説明する記事。3Dプリンターや教育事業、バーチャル広報など、会社としてこれから取り組もうとしていること。

つまり、noteで伝えているのは、完成された会社の魅力というよりも、会社の現在地とこれからの方向性だ。

株式会社アイダ電設のnoteより

「業界の人というより、まったく業界に関係ない人に見てほしいという観点で書いています。専門的な言葉はなるべく使わないようにしています」

「自社の魅力を発信しましょう」と言われると、戸惑う経営者は少なくない。大手ほど待遇が良いわけではない。目立った福利厚生があるわけでもない。発信できるほど特別なことはない。そう感じる会社も多いはずだ。

しかし、無理に“魅力”を探して語らなくてもいい。社長として会社をどうしていきたいのか。若い人にどのように仕事を知ってほしいのか。これから何に挑戦しようとしているのか。

そうした意思を言葉にすることも、応募者にとっては会社を知る大きな手がかりになる。


応募数だけでなく、理解したうえで応募してもらう

前回9件、今回16件。2回の募集で計25件の応募が集まったことは、株式会社アイダ電設にとって大きな成果だ。

ただし、応募数だけが採用の成功を決めるわけではない。応募者に会社の方向性や社長の考えを理解したうえで選考に進んでもらうことが重要である。

  • イラストで目に留め、求人で興味を持ってもらう。
  • noteで会社の考えや取り組みを知ってもらう。
  • そのうえで、面談を通じて相性を確認する。

この流れがあることで、応募者とのミスマッチを減らし、自社に合う人材と出会う可能性を高めている。

「応募者のなかには、うちじゃなくてもいいよね、という方もいました。だからこそ、アイダ電設が何をしようとしているのかを理解してくれているかは大事にしています」

採用で大切なのは、必ずしも立派な魅力を語ることだけではない。会社の現在地を伝えること。これからやろうとしていることを言葉にすること。社長自身の考えや人となりを見えるようにすること。

それもまた、応募者にとっては会社を選ぶための大切な情報になる。


セミナーでは、株式会社アイダ電設の採用発信の裏側を詳しく伺います

今回のセミナーでは、株式会社アイダ電設 代表取締役の吉武将也氏をお招きし、若手採用に向けた取り組みについて詳しく伺います。

当日は、以下のようなテーマについてお話を聞く予定です。

  • なぜ本格的に採用活動を始めたのか
  • 求人でイラストを活用した理由
  • 2回の募集で計22件の応募につながった背景
  • noteでどんなテーマを発信しているのか
  • 「自社の魅力」ではなく「会社のこれから」をどう伝えているのか
  • 採用の先に見据える教育事業や新しい取り組み

求人を出しても応募が集まらない。
若手に自社の仕事が伝わっていない。
ブログを始めたいが、何を発信すればいいかわからない。

そんな課題を感じている建設会社・専門工事会社の経営者様にとって、ヒントの多い内容になるはずです。

ぜひご参加ください。

▼お申込みはこちらから▼

https://zoom.us/webinar/register/WN_ajRpbxIGSNquaWFmjdqNaQ#/registration

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