デシベルとは、電圧や電力、音の大きさ(音圧)などの物理量のレベル(相対値)を表す単位です。定義には、対数が使用されており、dBの記号で表現できます。電話の発明者グラハム・ベルにちなんだベル(B)の10分の1(デシ)が名称の由来です。もともとは2つの量の比を表すので相対単位ですが、音圧レベルのように一方を基準となる値に定義することで、絶対単位としても使用することが可能です。
また、本来圧力の単位にはPa(パスカル)が使用されますが、音圧にはデシベルが使用されます。圧力の単位は非常に桁数が多いので、わかりやすくする目的があります。人の耳で感じる音の大きさはPaの大きさとは正比例しないのもデシベルを使用する理由です。
百分率と数値の相互変換が可能であったり、大きな数字を表すことに使用するとその数字を少ない桁数で表現することが可能です。
その他、騒音値を表現する際にも使用されます。30dB以下は静か、40dB・50dBは普通、60dB・70dBはうるさい、80dB以上はきわめてうるさいと感じるとされています。建設工事、解体工事は、騒音規制法で規制されており、特定建設作業の基準値は85dBまでと定められています。
【参考動画】
こちらの動画ではデシベルについて解説されています。