砕石(さいせき)は、クラッシャーで天然の岩石や大きな玉石などを破砕して、人工的に小さく砕いた人工砂利のことです。原石として、安山岩や硬質砂岩、石灰岩などが使われています。砕石は角張っているのが特徴となっており、実績率はよくありませんが均質です。加えて、踏み固めると地盤がしっかり固まるというメリットがあります。したがって、コンクリート舗装やレンガ敷きの花壇の基礎を作るのに向いています。
また、一般的によく利用されているのが「C-40」と呼ばれる砕石です。40mmから0mmまでのさまざまなサイズが含まれており、適度に粒の大きさがばらけているのが特徴です。C-40以外にも、「RC-40」という再生砕石があります。Rはリサイクルを意味しており、コンクリートやレンガなどの建設廃材を破砕し、C-40に混ぜているのが特徴です。一般的に、公共工事などでよく使用されています。両者を比較すると、通常は再生砕石の価格の方が安いことが多いです。
その他、砕石と混同しやすい言葉に「砂利」があります。砕石と砂利の違いは形です。角張っている砕石とは異なり、砂利は角が丸みを帯びています。丸みを帯びている砂利は踏んだ時に動いてしまいます。