コンバインドローラーとは、土を締め固める(転圧)際に使われるロードローラーの一種です。前輪にローラー、後輪にタイヤが搭載されており(逆の場合もあります)、それぞれの長所を生かし、様々な場面で活躍します。まず、ローラーの長所としては、粒の大きさが不ぞろいな地面を締め固めるのに適しています。タイヤの長所としては、タイヤの空気圧を調整して締固めの力を調整することができます。このことから、粘性土から砕石までの幅広い種類の地面を締め固めることができます。
 
コンバインドローラーは、ただの締め固めだけではなく、仕上げにも使えます。アスファルトを敷き詰めたのちに、アスファルトを綺麗に押しつぶして仕上げる必要がある状況などにも、コンバインドローラーは役に立ちます。
 
コンバインドローラーは、小回りが利き、扱いやすいことも大きな特徴です。比較的小型であることも相まって、狭い建設工事現場でも活躍することができます。また、最近では超低騒音仕様のモデルも登場してきており、周囲に住宅などがひしめき合っているような現場でも、問題なく使用することが可能です。現場に合わせた振動モードを選択できる切り替え機能付きの機種も登場しているなどして、まだまだ機能が進化し続けている状態です。