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2022.7.20

鳶職に必要となる道具の種類は?道具の名前や揃える方法について

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鳶職人は仕事を進めていくうえで以下のような道具が無ければ仕事を進めていくことはできません。
·金づち(ハンマー)
·スケール
·クリッパー
·インパクトドライバー
·ラチェットレンチ
·セーフティーワイヤー
·安全帯

主に上記の道具を腰道具に入れて高所で作業を進めていきます。今回は、そんな鳶職の道具の種類や腰道具の紹介をします。これから道具を揃えて鳶職人を目指す人は、ぜひ参考にしてください。

鳶職の道具はどんな種類がある?

鳶 道具
鳶職は建設現場で作業をしていくため、道具を揃えなければ仕事をすることは難しいでしょう。

新人のうちは会社のものを借りたり、先輩に借りたりすることができるため、必ずしも揃える必要はありませんが、長く鳶職として勤めるなら道具の準備は必要不可欠です。

ここでは鳶職に必要な道具について紹介していきます。

金づち(ハンマー)

金づちと聞くと大工を思い浮かべる人もいると思いますが、鳶職の金づちは釘を打つ目的で使用することはあまりありません

基本的には足場を組む際に必要となり、水平材·斜材と呼ばれる材料をつなぐ「くさび」を叩き込むために使用されます。

「くさび」とは、硬い木材や金属などで作られた三角形の形をした道具で、これを使い水平材·斜材などをつなぐことで足場を固定していきます。

確実に打ち込めていないと、足場の強度が足りず最悪の場合、倒壊の恐れもあるため、きちんとした道具で打ち込まなければなりません。

また、金づちは解体の現場でも多く使用されています。

スケール

スケールとは金属製のメジャーのことです。寸法を測る以外でも、足場の位置の確認や重心の位置確認などにも使用します。

建設現場向けのスケールは5.5mのものが多く、これは足場の長さが1.8mなので3本分まとめて測ることができるからです。

クリッパー

クリッパーとは「番線」と呼ばれている針金のような線を切断するときに使用する道具です。

鉄パイプや鉄筋などを使用する際には、番線でまとめられているのを切断をしなくてはなりません。

番線は普通のハサミやペンチでは硬くて切りにくいため、クリッパーが必要です。また、クリッパーはボルトカッターと呼ばれることもあります。

インパクトドライバー

インパクトドライバーとは、電動でネジを締める道具であり、高所でネジを締める作業が多い鳶職には必需品です。

インパクトドライバーは回転だけでなく、インパクト(打撃)の機能も備わっている電動ドライバーです。

似た道具にドリルドライバーというのがあり、こちらは回転のみの機能なので購入の際には注意しましょう。

ラチェットレンチ

ラチェットレンチとは、ボルトやナットを回すための「レンチ」に「ラチェット」機構が組み合わさっている道具です。

通常「レンチ」は1回1回レンチを差し直して回さなくてはなりませんが、ラチェット式ならそのままの位置に戻して反復作業をすれば回せます。

鳶職は直交クランプ類を締めたり、番線を縛ったりする際に使用します。そのため、先が尖っているタイプのほうがおすすめです。

セーフティーワイヤー

セーフティーワイヤーとは、工具類が落ちないように工具と安全帯もしくはベルトを固定する落下防止用のコードです。

素材は中芯にステンレスワイヤーやケブラー繊維が使用されており、外側を樹脂で覆って耐久度と柔軟性を両立しています。

高所で作業を行う鳶職は、万が一工具を落としてしまうと大けがや事故につながる可能性があります。

安全帯(フルハーネス型)

安全帯は、高所で作業を行う作業員が落ちないようにするための命綱です。建設現場では高所作業に従事する職人に装着が義務付けられています。

鳶職も例外ではなく、作業を行う際には安全帯の装着が義務付けられており、企業側が準備をしてくれる場合もあります。

しかし、個人で用意をしなくてはならない場合には「フルハーネス型」を購入するようにしましょう。

最近の現場ではフルハーネス型の装着が原則義務化される傾向もあるため、違うタイプを使用している場合には注意が必要です。

腰道具とその内容は


腰道具とは、鳶職人たちが作業に使用する道具を装着するためのベルトと、そこに取り付ける道具の総称のことを呼びます。

主に使用する道具については前述した通りですが、ここではそれ以外の腰道具について紹介をします。

工具差し

ドライバーやラチェットレンチを差して持ち運ぶための道具入れです。

一般的に着脱可能なタイプが多く使用されており、使わないときには外したり、工具の配置を簡単に変えたりできます。

差せる本数は工具差しによって変わるため、自分に合ったものを選びましょう。

腰袋

工具差しに差せない道具やネジなどを入れて持ち運ぶ袋です。大きいとたくさん入れられますが、作業の邪魔になることがあります。

厳選した必要最低限の道具が入る腰袋を選ぶことで、効率を損なわずに作業を進めることができます。
腰ぶくろは以下の記事で詳しく解説しております。
どんな腰袋が売れているの?Amazon売上ランキングからオススメの5つを紹介!

鳶職の道具を揃えるには


新しく鳶職の仕事に就いて最初に直面する問題として、仕事で使う道具を準備するということが挙げられます。

工務店や企業であれば、最初の道具は準備してくれるかもしれませんが、会社によっては自分で準備することもあります。

その場合、全てを一度に用意しようとするとかなりの費用が掛かってしまいます。最初のうちは必要なものを厳選して購入をしていかなくてはなりません。

しかし、どこで購入していいかわからないという人も少なくありません。そんな人におすすめなのが通販での購入です。

昨今では、鳶職専門の通販サイトもあり、店舗に足を運ばなくても、多彩な商品を購入することが可能です。

ここでは、道具の寿命や通販で購入するときに気を付けたいポイントについて紹介します

工具の寿命とは

鳶職に限らず職人が使用する道具は、どうしても使用すればするほど劣化してしまいます。

工具の寿命には一般的に「摩耗型」と「欠損型」の2種類があり、それぞれ対応の仕方が以下のように変わります。

·摩耗型

摩耗型の寿命は、道具を使っていくと必ず訪れる寿命のことです。工具は使用していくことで摩耗していき最終的に使えなくなってしまいます。

そのため、摩耗しきる前に新しい工具を準備する必要があります。

·欠損型

欠損型とは、対応していないものを加工したり、使い方が悪いことが原因だったりして、摩耗しきる前に工具が破損して使えなくなってしまうことです。

一般的に欠損型の寿命は作業者が要因のことが多く、不注意や作業方法に問題がある場合がほとんどです。

そのため、上長が指導や管理をしっかりとすることで防げる場合があります。

通販で道具を購入する際に気を付けたいこと

最近では通販サイトに鳶職の専門店があるため、ほとんどのものは通販で揃えられます。わざわざ店舗までいかなくて済むため、忙しくても自分のタイミングで購入できるのがメリットの一つです。

しかし、安全帯やハーネスといった命を守るための道具に関しては、使用感や細部を確認できないというデメリットがあります。

フルハーネスについては以下の記事で詳しく解説しております。

2022年正式施行!フルハーネス義務化について改めて解説

以前にも同じアイテムを使用していれば問題ありませんが、新人や初めて使う道具の場合には先輩や現場で使っている人に相談してみるのも良いでしょう。

道具は職人にとってとても大切なものです。安くてすぐに届けばなんでも良いからと安易に決めるのではなく、しっかりと確認のうえで購入を進めましょう。

まとめ

今回紹介した通り、鳶職には様々な道具が必要です。道具は職人にとって、とても大切なので使いやすいものを購入したいものです。

特に通販など現物を確認せずに購入する際には、後悔しない選択をしていくようにしましょう。

以下の記事では頑張っている建設業の皆様のさまざまな悩みについて解説しております。

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