ボンデ鋼板(ぼんでこうはん)とは、薄鋼板に亜鉛の電気メッキを施し、リン酸被膜処理を行った鋼板のことを言います。塗膜の付着性が高く、耐食性に優れます。この処理剤をボンデ剤と言い、新日本製鉄がボンデ鋼板を製造、販売した際の商品名となります。亜鉛メッキにより鉄の表面が亜鉛に覆われることで、防錆効果が発揮されます。JISではSECCと表され、メッキが薄いために主に室内の建材金物や家具、家電製品などに用いられます。

板厚は0.6㎜、0.8㎜、1.2㎜、2.3㎜、3.2㎜の7種類となります。表面に小さな傷が出来た場合でも、亜鉛が自己溶融して表面を覆います。ボンデ鋼板は薄く均一なメッキ被膜が形成され、熱を加えずメッキを施すことから、鋼板の強度も維持します。一方、溶融亜鉛メッキはJISではSGCCと表され、ボンデ鋼板よりも亜鉛メッキの塗膜は不均一ですが、厚い被膜で覆われます。ボンデ鋼板より耐食性は高くなります。

同様の鋼板にガルバリウム鋼板がありますが、それはアルミと亜鉛との合金でメッキ処理をした鋼板となります。いずれも耐食性を考慮して開発された鋼板となります。使用する場所、用途、外観、機能を考慮して選定を行います。新日本製鉄以外のメーカでも同様の電気亜鉛メッキを行った商品はあり、川崎製鉄はリバージング、神戸製鋼はコウベジンク、住友金属工業はスミジング、日本鋼管はユニジングと言う商品名で、製造、販売されています。