半導体とは、導体と絶縁体の中間のもののことです。物質の名称としては「半導体集積回路」となります。
ただ、多くの場合は半導体といえば集積回路のほうを指すでしょう。普段は電気を通しませんが、条件が揃うと電気を通す物質です。常に電気を通すのが導体、常に通さないのが絶縁体です。
つまり、その名の通り半導体は、半分ずつ両方の特徴を持ちます。スマホをはじめ、数多くの身近なデジタル製品に使われています。また、電気・水道・ガスなどのインフラの制御にも必要です。
その材料で一般的なのはシリコーンとなります。集積回路はチップに数十億個もの素子を配置し、形作ります。
半導体にはさまざまな種類があり、大きく3つに大別できます。
真性半導体:不純物を含まない純正な半導体
n型半導体:電荷のキャリアが負の電子を持つ半導体
p型半導体:電荷のキャリアが正の電子を持つ半導体
これらを組み合わせることで、半導体の特性が生まれます。半導体は現代社会に欠かせないもので、需要は常に拡大中です。理由はビッグデータを記録するための大容量サーバの連立です。現状では、世界的にすでに供給が追い付かなくなっています。IoT(モノのインターネット)の普及も見込まれており、更に大量の半導体が必要とされることは明白です。今後もこの流れは加速する見込みで、市場も増大するでしょう。現代生活を続けるために、半導体はなくてはならない物質です。