・転職する
・独立する
・副業する
そこで今回は、「転職」「独立」「副業」の3つの方法について、それぞれのメリット・デメリットや向いている人の特徴を紹介します。また、年収を上げるうえでの注意点もまとめているので、今後のキャリア設計に役立ててみてください。
目次
建設会社勤務の職人が年収を上げるには?
冒頭でも述べた通り、勤めている会社で短期的な年収アップが見込めない場合は、「転職」「独立」「副業」のいずれかを検討してみるのもよいでしょう。
それぞれメリット・デメリットや向き不向きがあるので、今の自分に合った方法を選ぶのがおすすめです。
それでは、各方法について詳しく解説します。
転職する
1つ目の選択肢は、現在勤めている会社から転職することです。
転職には、自分で求人に応募したり、元上司や友人に紹介してもらったりなど、様々な手段があります。最近では、転職アプリや転職サイトを使うケースも増えていることもあり、転職に対するハードルが低くなっており、業界内の別の会社に転職する人も少なくはありません。
自身が持っている経験やスキルがその会社の求めている人物像と合えば、大きな年収アップも期待できます。
メリット
現在所属している企業と応募先企業の条件を比較しながら、転職活動を行えるのがメリットです。年収はもちろんのこと、昇給制度、ボーナス、有給休暇など、待遇面を比べることができます。
また、別の会社に転職することで、新たな業務に挑戦できるのもメリットです。前の会社ではできなかったことを担当するようになることで、スキルアップを図ることができます。
新しい環境に身を投じることで人脈が広がるのも魅力的です。特に、ゆくゆくは独立を検討している方であれば人脈づくりは重要になってくるので、転職を重ねていろんな人と繋がりを作っておくのも1つの手です。
デメリット
建設業界での転職において注意したいのが、必ずしも転職活動が成功するとは限らない点です。現在勤めている会社の年収よりも低い額が提示され、希望する年収を得られなかったりする可能性もあります。
特に職人の転職活動では、経験やスキル、即戦力として活躍できる人材であるかなど、様々な点が採用の判断材料となります。また、年収を重視しすぎた結果、転職先企業の雰囲気が合わずに早期退職することもあるため、慎重に転職活動を行うようにしましょう。
転職に向いている人
自分の職種の年収相場と、現在の年収に乖離がありすぎる場合には、転職を検討してみることをおすすめします。もちろん、職人としての経験やスキルが必要とされますが、転職活動の結果、年収を上げられる可能性は十分にあります。
また、年収だけでなく、転職先の企業でやりたいことや、新しいことにチャレンジしてみたいといった意思を持っていると、早い段階で昇給を狙うことも可能です。年収にこだわりすぎずに、将来的なキャリアを考えることで転職活動を前向きに進められます。
独立し、その後法人化する
建設業の職人が年収を上げる2つ目の方法は、一人親方として独立することです。
独立すると、今までは会社が代わりにやってくれていたことも全て自分一人で行わなくてはならないため大変ではありますが、うまくいけばその分の見返りも大きいです。
メリット
一人親方として独立するメリットは、顧客先と直接契約を結ぶことから、仕事の報酬単価が高い点です。一般的に、会社に雇われている場合、直接取引よりも自分の手元に入ってくる金額は少なくなります。
また、「一日の単価」「現場作業全体における報酬額」などを自ら取引先と交渉できるのもメリットです。実績やスキル次第では十分交渉することも可能で、なるべく高単価な現場をこなしていくことで、高収入を得られるようになります。
会社員時代は到底実現できなかったであろう年収1,000万円の大台を目指す場合は、法人化をして事業の拡大も検討してみてください。法人化して従業員を雇用することで、一人ではできなかった仕事なども受注できるようになり、受けられる仕事が増え、収入アップの可能性も広がるでしょう。
仕事の増やし方に関しては以下の記事で解説しております。
一人親方がすべき仕事をもらう3つの方法を紹介!
「年収1000万円を目指す方法についてはこちらの記事でもご紹介しています」
デメリット
企業から独立をすると、大型案件の受注が難しくなる恐れがあります。個人事業主自体が信用を得にくい労働形態であり、大手企業の中には一人親方と直接取引を行わないと決めている場合もあります。
仮に大規模案件に加わる場合、基本的に依頼は下請け企業から出されるため、報酬額も想定より低くなる可能性があります。建設業界全体に顔を知られていたり、ほかの職人にはないスキルを持っていたりしない限り、いきなり独立をしても年収を上げるのは難しいです。
そういった場合、法人化して事業規模を拡大するという選択肢もあります。
独立に向いている人
自由な働き方を目指している方や、自分自身の努力で年収を上げていきたい方は、独立に向いていると言えます。現場をこなしていけばいくほど業界内での評価も高まり、最終的に理想とする年収を期待できます。
ただし、これまで会社が行ってきた営業活動や各種手続き、現場管理などを自分で行わなければならないため、負担も大きくなります。そのため、体力やストレス耐性が必要になるのはもちろん、いかに効率良く利益を増やしていけるかを考えることができる論理的思考能力も求められます。
副業をする
年収を上げる3つ目の選択は、本業とは別に副業を始めてみることです。
副業を始める場合、現場仕事ではなく、休みの日や退勤後に簡単にできる仕事を探すこととなります。副業についても、転職や独立と同様に、メリット・デメリットを確認してみましょう。
メリット
副業を始めるメリットは、隙間時間の活用が可能という点です。また、職種によっては取得している資格を活かして講師やアドバイザーを行っている方もいるようです。
デメリット
仕事の内容によっては、副業のハードルも低いのですが、その分報酬単価は低くなります。もし副業で大きな収入を狙うのであれば、高単価な仕事をしなくてはなりませんが、実績やスキルが求められることも多く、安定して稼ぐのには時間がかかるのが難点です。
また、副業は本業以外の時間で行うことになるため、体力も必要になります。疲れが溜まり、本業に支障が出ては本末転倒なので、無理のない範囲で始めるとよいでしょう。
副業に向いている人
副業は、本業の傍らで行う仕事であるため、時間に余裕を持っている方が向いています。具体的には、本業が終わったあとに時間を確保できる人や、体力が十分に残っている人です。
また、そもそも所属している会社が副業OKでないと副業を始めるのが難しくなります。会社に黙って副業することもできますが、バレると社内での評価が下がり、かえって年収が減る可能性もあるので注意が必要です。
副業する際は必ず会社の就業規則を確認し、リスクのない範囲で行うことをおすすめします。
職人が年収を上げるためにやってはいけないこと
職人の仕事をしている方の中には、年収を上げるために色んな方法を考える方もいるでしょう。しかし、以下のような行為はリスクもあるので基本的にはおすすめしません。
・十分な休みをとらずに働く時間を増やす
・建設関係以外の仕事を同時に始める
・怪しい仕事に手を出す
自分の体力を削ってまで仕事に取り組んだり、収入を得るために夜遅くまで働いたりすると、いつかは体力が限界を迎え、怪我や事故のリスクが大きくなります。また、あまりに無理をするとメンタルにも影響を及ぼしかねません。
働けなくなる状態になるまで働いてしまっては意味がないので、無理のない範囲で活動するとよいでしょう。
また、本業がある中で別業界の仕事を始めることもおすすめしません。副業目的で、体力や時間の負担にならない程度の仕事であれば問題ありませんが、本格的に別の仕事を始めるとなると本業に支障が出る可能性もあります。
最後に、例えば詐欺行為に該当しそうな仕事など、怪しい仕事に手を出さないように注意しましょう。お金を稼ぎたいという気持ちは大切ですが、犯罪はこれまでの人生を無駄にする行為です。「楽に稼げる」「すぐに稼げる」といった言葉を信用しないように、冷静な判断が求められます。
まとめ
建設業界で職人が年収を上げるためには、それぞれのメリット・デメリットや自分の向き不向きを考えて手段を選ぶことが重要です。
「新しい環境でスキルアップしたい」「人脈を広げたい」ということであれば、業界内の別会社に転職するのもおすすめです。
また、業界経験が豊富で、自身のスキルに自信を持っている方は独立を検討してみるのもよいでしょう。スキルはもちろん、営業能力や人脈があれば今の年収以上の稼ぎを得ることも可能です。
もし今の環境を大きく変えたくなくても、年収を上げたいと考えている場合は副業がおすすめです。空いている時間に副業することで収入を増やすことができます。ただし、副業する際は必ず会社の就業規則を確認し、本業に支障が出ない程度に活動するようにしましょう。
今後、転職・独立・副業を考えているのであれば、建設業の職人と建設会社をつなぐ建設業特化マッチングアプリ「助太刀」を利用するのもおすすめです。助太刀では、アプリを使って自身の希望の条件に合った会社を探して直接応募できるほか、仕事を依頼してくれるパートナーを探してアプリ上で直接担当者とやりとりすることもできます。
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