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2022.8.2

現役大工が完全解説!内装大工の年収や開業に必要な資金、独立する為にやるべき事とは

2022年8月2日更新

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こんにちは、なーさんと申します
2013年から解体業者、内装大工の社長兼職人として活動しております。
これまで500件以上の受注実績、10年以上の業界経験者です。

「職人になった以上は早く独立して稼げるようになりたい!
でもそのためには何から準備すればいいのか分からないなー」
「そもそもどうやって元請けから仕事を貰えば良いんだろう?年収っていくらくらい?」

職人になったばかりの方の中には、こんな疑問を持ちながら仕事をしている方もいらっしゃるかと思います。

今回は、あくまで私の経験ベースですが、そういったご質問にお答えしていきたいと思います。私自身、職人として独立して約10年が経ちます。これまで多くの社長様とお会いして来ましたので、現実に即したお話をできると思います。それでは早速、独立・開業までの流れをご説明していきましょう!

順番に解説していきます。

個人事業主の平均年収

初めに言っておきますが現実はかなり厳しいです。
今から出すデータは国税庁が発表しているもの、つまりは国のデータなので信憑性はかなり高いと思います。そのデータがこちらです。

個人事業主の平均年収

384万円
「なんだ、意外と高いじゃん」
と思いましたか?
これはあくまで平均なので、年収が大きく高い人がいると
実際とは離れたデータになってしまうことがあります。
なのでより現実に近い数値として、中央値という指標で考えてみます。中央値とは、例えば100人を年収の多い順番に並べた時に、50番目の人の年収を指します。

この中央値を参照すると

個人事業主の中央値
241万円

「え、こんなに下がるの!」

と、驚きましたか?まだあります。最頻値と言う、その値の人が一番多い数値を参照すると、

個人事業主の最頻値
135万〜185万

このくらいの給料の人が一番多いということです。どうですか?
補足させて頂きますと、ある程度年収が高くなると法人を設立する傾向にありますし
個人事業主というのは副業も含まれるのでそのせいで数値が押し下げられているということは言えます。
とはいえ独立がそんなに甘いことではないと言うことがなんとなくイメージ出来たのではないでしょうか。

ちなみに「建設業の年収の中央値」は300万〜400万です。

それでは続いて、内装大工の収入例を見ていきましょう!

内装大工はどのくらい稼げる?

人によります。以上。
えー!という声が聞こえてきそうですが
本当にそうなのです 笑 ただこれではあまりに寂しいので
もう少し深掘りします。

当然ですが個人で働くとなると収入はその職人の技術力、営業力に大きく依存します。
いくら技術があっても営業ができなければ単価を下げられてしまいますし、営業ができたところで技術が追いついていなければ次の仕事はなくなります。

独立するとなると本当に当人の実力次第になるので平均がとれないんですよね。

なのであくまで相場になりますが

・どこにいっても通用する技術力
・一通りの工具、電気道具は持っている
・車を持っている

この3つが揃っていれば高収入を狙えます。

開業資金について

請負でやるなら最低でも400万円は用意しておいた方がいいでしょう。下に内訳を書きます。

・車             150万円
・電動工具          50万円
・2ヶ月分の生活費       50万円
・2ヶ月分の材料費       80万円
・その他諸々の運転資金    70万円

次に、この金額が必要な理由を解説いたします。

車は大きい方がいい

まず内装大工で独立するなら車は必須です。移動は車でなくてもできますが、とにかく使う電動工具の種類が多いので車は持ちましょう。軽自動車でも可能ですが材料の積み込みや運ぶ工具の量や、耐久性、リセールバリューなどを加味してハイエースを選ぶ人が多い印象です。

電動工具は最新モデルの新品を

電動工具はできれば中古ではなく新品がいいでしょう。理由は2つです。

・新しい製品は性能が良いから

道具の性能は作業効率に直結します。
いくら安いからと言って中古の古いものを買ってしまうと、力が弱く仕事の進みが非常に悪くなります。
良い道具はそれなりの値段がしますが、やはり仕事がしやすい。生産性を考えるならメーカーが出してる最新モデルか、一つ型落ちくらいがいいでしょう。

・新品はメーカー保証がつくから

同じものでも中古と新品がありますが、個人的には新品をお薦めいたします。
例えばコンプレッサー。内装大工が使うものになると最新モデルで10万前後します。結構痛い出費です。それでも新品をお薦めするのは保証がついているからです。私が独立した時は中古のコンプレッサーを買いました。しかし一年と持たず故障した挙句、部品がなくて修理もできないという始末でした。

内装大工ではボード張りや釘打ちなどでコンプレッサーは頻繁に使います。なくては仕事にならないという日も多いのですぐに買い直しました。

1年で10万クラスの道具を2回も買ったのです。あの時は落ち込みました。
一方、新品であればメーカーの保証がつくので万が一の時であっても急な出費がなくなり、資金繰りに対するリスクヘッジにもなります。

新品が10万、中古で8万だったとしても保証がついているのなら新品の方がいいと思います。

材料費や生活費は2ヶ月分用意する

建設業の支払いというのは契約が成立してから1ヶ月弱かかることが多いです。
材料費を元請がその場で出してくれることもありますが、全部含めてまとめて支払われることも往々にしてあるので、最低でも1ヶ月分の生活費と材料費は確保しましょう。

また、悲しいことに、現場を終わらせたのに工賃が支払われないといったこともよくあります。
誰でも一度は経験することで、私も一度だけですがありました。雇われていればそういったイレギュラーな事態に遭遇しても会社が助けてくれます。

しかし独立を選んだ以上、責任は全て自分に返ってくるのです。転んでも助けてもらえず自分でなんとかしなくてはなりません。そのためにも運転資金というのは少し余裕を持っておいた方がいいと私は考えます。

独立するタイミング

結論、いつでもいいが、下積みで3年くらいは見た方がいい

内装大工と言っても職人によって幅はものすごく広いです。
水道設備や電気の配線などリフォームに関わる作業を全て一人でこなしてしまう職人さんもいます。

そうした全ての作業を一流のレベルで仕上げるにはそれなりの年月がかかるでしょう。つまりあなたがどこまでのクオリティを求めるかによって、独立までの期間が決まるということです。仮に最速で独立をした場合はどうなのでしょうか?次で解説いたします。

独立するまでは3年で十分。ただし、目的意識をもって現場で努力する姿勢は必要

もう一度言います。最低限必要なスキルを得て独立するなら3年で十分です。
それこそ昔は独立するのに10年かかると言われていました。しかし今は令和の時代です。

昭和の時とは書籍、ネット等あらゆる知識の量が比べ物にならないほど増えています。

少しのお金と少しのやる気があるだけで最新の情報の9割が誰でも手に入るのです。

そして残りの1割。それを現場で補うのです。10時、昼、3時の休憩でタバコを吸って

おしゃべりをしていませんか?

その時間を次の作業を考える時間に使ったり図面を広げて予習をしたり、できることはたくさんあります。
事実、私は解体業を3年で独立した後、2年後には内装大工で現場を受け、一人で現場をこなしていました。
もちろん始めのうちは時間を作っては知り合いの内装大工の社長に見積もりや現調に連れて行ってもらったり余った端材で棚や壁を作ったりと、プライベートの時間は全くありませんでした。しかし早く独立をしたいのであれば必要な道です。

鋼の心で、鬼の努力、です。

元請けの作り方、探し方

ここからは具体的な仕事の取り方を紹介していきます。

人づてで探す

現場で出会った人に紹介してもらう。これが一番の定番ではないでしょうか。
というのも内装大工は現場で他社の職人さんと出会う機会が比較的多い職種です。

特にここ数年は若い人の業界への参入が著しく下がっているのでどの会社も深刻な人手不足です。
仕事はあるのに職人がいないという問題は多くの企業が抱えているので、現場での出会いから仕事に発展するというのは一定の成果を期待できます。

自分でHPを開設する

昔に比べるとHP開設のハードルは低くなりました。人によりますが、外注しなくてもオシャレな装飾のHPを作ったりもできますし、HPの代わりにブログサイトに登録するといった方法もあります。ここではHPを使った仕事のもらいかたについて、メリットとデメリットをご紹介します。

メリット

・昔より安価にHPを作る事ができる
・自分が現場に出ている時でもHPは常にインターネット上でPRされ続ける

デメリット

・ブログサイトの場合、一定以上の頻度で更新しないと営業していないように見えてしまう
・HPの開設までに時間がかかる
・短期間で効果を出すのが難しい

HPは一度作っておけば継続的にPR活動を行える反面、HPを作るまでの手間がかかります。無料でオシャレなテンプレートが使えるサービスもありますが、掲載したい項目が網羅できなかったり、そもそも使い方が難しくて途中で断念してしまう事もあるでしょう。

制作会社に外注すれば手間を省けますが、その分の費用がかかります。昔より安価になったとはいえ、効果が出てくるのに時間がかかるHP制作に費用をかけるのも考えものです。
ブログサイトであれば開設までのハードルは低めですが、ブログサイトである以上、ある程度継続的な投稿が必要になってきます。

アプリに登録して探す

また最近ではマッチングアプリの登場によりさらに仕事を探しやすくなりました。
上記2つのやり方に比べて、手軽に元請け会社を見つけやすいというメリットがあります。その中でも株式会社助太刀が提供しているアプリ「助太刀」では、現在18万人の登録者数がいます。

建設業専門のアプリで18万人という登録者数は凄い。

以上、三つの仕事のもらい方を解説しました。どの営業の仕方も一長一短ですのでご自身の経営スタイルに合わせて決めるのが良いと思います。

私、なーさんの場合3年で独立

私の場合は少し特殊で、先に内装専門の解体屋として独立を果たしています。

【内装大工1年目】
解体をしつつ、そのまま内装大工として人工で働き仕事を覚えます

【内装大工2年目】
窓付きの壁を一から作れるようになるとそのほかの作業もできるようになる。
基本が同じなので少し応用することができました。この頃から一人で現場に出るようになりました。

【内装大工3年目】
丸2年も現場をこなすと一般的な作業はほとんど経験します。
なので次に大事になってくるのが使う材料に合わせた作業内容の変更、提案の能力です。
リフォームやリノベーションを主な仕事にする内装大工は、お客様や元請企業の意向で求められる作業が頻繁に変わります。
その為、変更や要望に応えられるよう様々な材料を使いこなせるようになることが必要になってくるのです。

この能力を上げていくには、自分の経験だけではなく、色んな職人さんに聞いて知識を増やしていくのが近道です。私は普段から他社の施工事例を持ち歩いて、現場で知り合った内装大工の職人さんにいつも聞いていました。

「この棚取り付けると強度が足らなくなるんですがどうやって補強したらいいですか?」
「今度こういう現場に行くんですが〇〇さんならどうやって施工しますか?」

こんな質問ばかりしていました。
その甲斐もあり、3年経つ頃には内装大工として独立することができました。

まとめ

・独立するのは甘くない
・平均年収は384万
・実態に近い中央値は241万
・開業資金は余裕を持って400万
・独立は早くて3年
・内装大工は元請会社を見つけやすい

理想ばかりを追いかけていると失敗します。
現実をしっかり見つめ、相応の努力が必要なのです。
「鋼に心」で「鬼の努力」を「継続」
とにかくこれを徹底することです。
ではまた!

文/なーさん

以下の記事では頑張っている建設業の皆様のさまざまな悩みについて解説しております。

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