アースドリル工法とは、杭工事で行われる施工方法の一つです。別名、場所打ち杭工法とも言います。この工法は、まず杭を打つ場所(地面)に穴を掘り、鉄筋を組んだ骨組みを穴へ入れ、そこへコンクリートを流し込んで杭を作成します。

この施工を行う際には、アースドリル機という専用の機械を用います。アースドリル機は、他の杭うち工法で用いる機材よりも比較的小さく、また施工を行う際の仮設資材も少なく済むため限られた敷地の中で、短期間で安価に施工を行うことが可能です。ただし、地中埋設物などの障害物がある場合には掘削を行うことが難しく、また、土質によってコンクリートを打つ際の強度等にも幅が出ることがあるため注意が必要です。

また、まず土を掘削してそこに杭を打設するため掘削土の処理も併せて検討する必要があります。