嵌め殺しとは、サッシの開閉等が全くできないものを指します。fix(フィックス)窓と呼ばれることもあります。これらのサッシは換気等を行うことはできません。

そのため採光確保や外観デザインとして用いられることが多いです。建築基準法上では建設地や用途により、居室の採光率が定められています。特に都市部の住宅やビルなど、敷地が小さく、隣地との距離が十分に確保できない場合には、採光を確保するために天窓やトップライト、ハイサイドとして嵌め殺しサッシを用いる場合が多いです。

天窓やトップライトの場合には気密性を確保する目的で嵌め殺しを用いられることが多いですが、ハイサイドに設置するサッシは開閉式の場合、操作を行うことが難しく、またインテリア的にも開閉のためのチェーンが露出するといったデメリットもあるため、嵌め殺しが採用されることが多いようです。