アスファルト舗装を構成する層の一部です。アスファルト舗装の表面である表層から数えて3層目に位置します。また、路盤は更に上層路盤と下層路盤の2層に分類されます。
材料は砕石、砂利が用いられています。土木工事等で道路を施工する場合の路盤の施工は舗装工事に含まれます。上層路盤と下層路盤はそれぞれ基準法により厚みが指定されており、上層路盤は15cm以下、下層路盤は20cm以下と定められています。下層路盤を構成するのはクラッシャランが主として用いられており、自走式の重機で敷いた後、ローラー車等の重機を用いて転圧、締め固めを行います。
次に上層路盤ですが、先述したように表層部の近くに位置するため、下層路盤に比べて支持力の高い砕石を用います。施工方法自体は下層路盤と同様で重機により敷いた後、転圧、締め固めを行います。路盤は道路を構成する各層の中でも支持層としての役割を担っている部分が大きく、この施工に不備があると、陥没等思わぬ事故を引き起こす恐れがあります。