TOP おしごと みんなを守る職人技と職人さんの優しいこだわり ~防水編〜

みんなを守る職人技と職人さんの優しいこだわり ~防水編〜

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私たちが当たり前のように利用している道路、水道、電気。それらを利用するための構造物は、誰かの手によって作られています。その誰かとは職人さんです。数々の職人技によって、構造物の長い耐用年数を確保しています。

現場監督として土木現場で目の当たりにした、社会基盤を支える職人さんの優しいこだわりを紹介させていただきます。

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防水とは

防水の目的

防水とは、構造物を水から守り耐久性を確保するものです。特に地中構造物に施されるもので、この品質が構造物の耐用年数を決めていると言っても過言ではありません。

防水の特徴

防水は構造物の外側に施工するので、一般の方は見たことがないと思います。工事関係者でも、意識しないと見逃してしまうかもしれません。
構造物の耐久性を担う重要な防水ですが、陽の目に当たることは少ないです。職人さんが本当にいいものを作りたいと思わなければ、防水の品質は確保できません。

防水の種類

吹付防水

対象の構造物にスプレーで防水材料を吹き付ける工法です。構造物から1.0m離れて吹付けます。吹付けた材料にムラがないように、スプレーで吹き付けていきます。
一般の方が見ると、コンクリートに防水材料を適当に吹き付けているようにも見えます。施工完了後に防水層の厚さを抜き打ちで確認するので、一様な厚さで吹き付けることに神経を注いでいます。余計に防水材料を吹き付けてしまうと、材料費が嵩んでしまうので、そのことにも神経を注いでいます。

シート防水

対象の構造物に接着剤で防水シートを貼り付ける工法です。接着剤はプライマー剤とコート剤に分かれており、シートとコンクリートを密着させて防水性を確保してます。
コンクリートを打設する前に施工する先防水、打設した後に施工する後防水があります。接着面を確認できる後防水の品質が高いと言われています。

職人さんの優しいこだわり

職人技は、職人さんの仕上がりに対するこだわりから生まれます。そのこだわりは自分の仕事へのこだわりだけでなく、作ったものを使ってもらう人のことを考えた結果から生まれます。
職人さんは怖いイメージがあるかもしれませんが、作ったものを使う人の気持ちがわかる心の優しい人しか職人さんの道は極められません。
それでは現場監督から見て、素晴らしいと思った防水工の職人さんの優しいこだわりを紹介します。

3mmの段差を許さない下地処理

こちらの職人技はシート防水による後防水の技です。
シート防水は、下地処理が品質にとって重要になります。コンクリートとシートの間にゴミなどが介在すると、密着性が損なわれてしまうからです。

底版のシート防水は、均しコンクリートの上面に施工します。均しコンクリートの表面は、左官屋さんが綺麗に仕上げてくれます。しかし、時折仕上げが不十分で表面に不陸が生じている時があります。一般の方の目で見たら、見つけることが難しいぐらいの不陸です。

私は防水の重要性を理解して、厳しい目で確認しようと意気込んでおりましたが、職人さんの目の方が厳しいものでした。防水の職人さんは3mmの段差を見逃しません。均しコンクリートの仕上がりを端から端まで丁寧に確認します。

防水層のうち接着面の厚さは3mm程度です。理想的な防水はこの接着面が一様に仕上がり、一様な防水機能を確保することになります。

3mmというと、爪の厚さの3倍ぐらいです。接着剤をムラなく3mmに仕上げます。みなさんの社会基盤を守るためにその3mmの段差を見逃さず、しっかりと守ってくれています。

私は防水の職人さんがここまで防水の重要性を理解していることに驚きました。私が設計の考え方などを職人さんに伝えようと思っていたのですが、逆に教わることが多かったです。

丁寧にドライな下地処理

防水工の妨げになるのが、水です。どんな防水材料でもコンクリートと接着する接着剤があります。水が混入すると十分な接着が確保できません。平面的に広がっている構造部分の水処理は作業範囲が広く、大変な作業になります。特に、地下トンネルの底版は水が乾きにくく地道な作業が要求されます。今回は、その底版防水でどのように下地処理を作るか紹介します。
如何に平滑でドライな下地を作り出すか、職人さんの腕の見せ所になります。

STEP1 残水ポンプと水かきで水たまりをなくす

雨が降った次の日には、均しコンクリートやコンクリートの上面に水たまりができている時があります。まずは、大きな水たまりをなくします。
残水ポンプとは、水たまりのような水を排水するポンプです。ゴミなどで詰まりやすいので、適宜様子を見る必要があります。

STEP2 スポンジで水をとる

STEP1で残った水は丁寧にスポンジで吸い取り、バケツにしぼっていきます。地上の防水作業の場合は、水が乾きやすいのでSTEP1で十分です。

STEP3 バーナーで乾かす

防水の品質に加えて、工事の工程を守る使命があります。地下トンネルで水が乾くのを待っていたら時間がかかります。
そんな時はバーナーを使って水を乾かします。品質も工程も守って防水を仕上げます。

STEP4 ブロワーとほうきなどでゴミを取り除く

仕上げは埃を掃除します。ブロワーで吹き飛ばして、細かいチリはほうきではきとります。

これらの作業を職人さんは丁寧に仕上げます。これらは現場監督からの指示がなくても、自ら丁寧に仕上げていく姿勢に何度も助けられました。
仕上がった下地を見れば一目瞭然ですが、すごく綺麗です。その過程を見守っている人はその綺麗さがより一層輝いて見えます。

設計図にない増貼

防水に限らず、他の工事も設計図通りにものづくりをします。設計図は発注者と受注者の契約書でもあり、図面と違うものを作れば契約違反になります。

防水の図面は、詳細な部分を書いてない場合があります。どの部分にどういった防水をするというパターンは示されていますが、図面で表現しきれていない部分があったりします。
そういった部分に遭遇した時に、頼れるのは職人さんです。数々の工事現場で実施工を経験した職人さんが持つアイデアは素晴らしいものばかりです。

実際どのように決めるかと言うと、現場でどのように防水シートを貼り付けるか打ち合わせをします。図面の考え方と職人さんの考え方をすり合わせます。職人さんは頑固なイメージがありますが、こちらの要望を明確に伝えればしっかりと応えてくれます。

このように決められた防水方法は図面として残らず人伝になってしまっている部分があります。こういった暗黙知を形式知にすることを今後は求められるのではないかと思います。

題目にある増貼とは、防水工における補強にあたります。端的に言えば、もう一枚防水シートを貼ることになります。

防水の弱部に設置するものになりますが、様々なルールがあります。そのルールが錯綜すると現場ではどの順番で貼るか迷うことがあります。職人さんはその理屈と答えを体で覚えています。実際に作っている人の記憶には驚かされました。

以上が、防水の職人技です。職人さんは設計を理解していないイメージがありましたが、しっかりと材料の特性を理解してものづくりに向き合って仕事をしていることに感銘を受けました。
机上の理論とは違う現場の難しさに臨機応変に対応してくれます。特に図面に全てが記載されていない防水工の職人さんは機転が利く人が多いです。

これらの職人技を読んだ後、是非身の回りを見てみてください。職人さんが仕上げた防水があなたのことを守ってくれているはずです。

土木の守り神 ナマズン
ゼネコン社員11年目 都市土木の設計

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