TOP おしごと CADオペレーターと作業員は”バディ”元CADオペレーターのライターが語る、現場で作業される方とCADオペレーターの関係性

CADオペレーターと作業員は”バディ”元CADオペレーターのライターが語る、現場で作業される方とCADオペレーターの関係性

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CADオペレーターと言えば建物の設計・製図を行う建築系CADオペレーターや、ダムや橋の設計を行う土木系CADオペレーターが有名ですが、区画線工CADオペレーターと呼ばれる職種もあります。区画線工とは、道路に描かれている、交通安全のためのさまざまなライン(区画線)を引くお仕事です。そして、区画線工CADオペレーターは、区画線を引く為に必要な図面を作成するお仕事を指します。
この記事では、元区画線工CADオペレーターのライターが、過去の経験を元に現場で作業される方との関係性についてご紹介します。

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CADオペレーターとは?

CADオペレーターという職業をご存知でしょうか。建築会社や電気会社などのさまざまな会社で、CADというソフトウェアを使い、主に図面を作成している職業です。

筆者は道路のラインを引く”区画線工”を主体にやっている会社で、5年ほどCADオペレーターとして勤務した経験があります。

区画線工のCADオペレーターは、土木や建築会社のCADオペレーターと比べると、少し特殊です。

新規で図面を作成するというよりは、既存の区画線の「どこを引き直すか」といった部分を示す図面を主に作成しておりました。日々目にするであろう道路のラインを、区画線といいますが、この区画線は引き直しすることで綺麗に見えるよう保たれています。

工事を受注してからは、まず現場を見てきた作業員の方と打ち合わせします。

薄くなっている区画線のなかから、金額に応じて今回引き直すことができる箇所を確認し、その後はひたすら、その箇所を色付けしていく作業をCADオペレーターが行います。

ですが時折、道路の改修工事などで区画線の形が変更になっていたり、道路標示の追加があったりする場合があります。

その際は図面を新規作成するため、作業員の方に現場でメーター数を測ってもらい、それを元に図面を作成しておりました。

CADオペレーターが作成する図面は、顧客や発注者の計画を形にする完成予想図になります。また完成後の図面も、その後修理や改修をする際に役立てたりすることができます。

さらには見積もりや資材の調達をする際「どれくらいかかるか」を計算する材料になるため、建築会社などにとって、図面はとても大きな役割を持っていることが分かります。

CADには2次元CADと3次元CADが存在し、2次元では平面の図面を作成しますが、3次元では立体の図面を描くことができることをご存知でしょうか。

3次元ではさまざまな角度から、より具体的に構造をイメージすることができるため、近年では、2次元から3次元のCADに移行する会社が増えてきています。

ですが3次元のCADを導入するには、それなりにハイスペックなパソコンが必要になるため、まだまだ2次元のCADを使用している会社が多いのが現状です。

【参照】Autodesk コンシェルジュセンター

私がかつて勤務していた会社でも2次元CADを使用していましたが、道路にラインを引く区画線工だったため、特に3次元である必要性がなかったのも、2次元CADを使用し続けていた理由かもしれません。

2次元CADを使い、道路に引いてある外側線・中央線・道路標示はもちろん、駐車場の身障者マークや停止線・横断歩道など、ありとあらゆるラインを引いていました。

今回はそんなCADオペレーターと、現場の作業員の方との関係性について、触れていきたいと思います。

現場の作業員との連携方法

事務所で図面を描くCADオペレーターと、現場で実際に作業する作業員の方だと、連携が難しいように感じるかもしれません。

作業員の方は朝早く出勤し作業していますが、CADオペレーターは通常の会社員と同じく、8時〜9時に出勤することがほとんどです。

そのため天候が悪い日や施工の準備期間中など、作業員の方が事務作業に時間が割り当てられている日に絞って話し合い、図面のどこを作成し、どこを修正するのかを事前に相談します。

道路のラインを引く、区画線工が主体の会社で働いていた私は、おそらくほかの土木会社や建築会社よりも、図面の枚数が相当多かったのではないかと思います。

開発工事などの大きな仕事になると、図面の枚数は300枚を超えるため、少しの修正をするだけでも、全ページ分だと数日かかってしまうこともありました。

そのため現場の方との事前のすり合わせはとても大切で「ここはこうしておく」というのを、最初にきちっと決めておくことで、今後の修正を少なくできるように意識しておりました。

とはいっても発注している方から「ここはこのようにして欲しい」といった修正の指示があれば、そのように修正しなければいけないため、イレギュラーな手直しが多いこともありました。

CADオペレーターと作業員のなかでは「OK」でも、却下されれば修正しなければいけないため、作業員の方が発注者の方とうまくコミュニケーションをとれているかどうかも、大事なポイントだったのではないかと思います。

確認事項はメモ書き

図面を作成・修正していると「図面ではこのようになっているけど、現場はどうなのだろう?」といった、確認したい箇所がどうしても出てきます。

そのような時にすぐ連絡して確認したくても、作業員の方は日中なかなか連絡がつかないことがほとんどですし、そもそも作業の時間を邪魔したくなかったため、作業時間はほとんど連絡をとりませんでした。

早急に確認したい箇所はワンコールだけ電話を入れておくことで、作業員の方が休憩に入った際にかけ直してくれることもありました。

ですが普段は確認したい箇所に付箋を貼ってメモ書きしておき、作業員の方が帰ってきてから、一気に確認をとる、ということがいつの間にか定番の流れになりました。

この確認作業はもちろん、作業員の方が事務所に帰ってきてからの作業になるため、忙しい時期は残業になることも多々ありました。

ですので天候が悪い日など、1日中作業員の方が事務所にいる日は、じっくりと確認作業ができるため、とてもありがたく感じていました。

数量の計算もCADオペレーターの仕事

これは私が勤めていた会社の話になってしまうのですが、数量があっているかの確認作業にとても手間取った覚えがあります。

ただ図面を作成したり、修正したりするだけでなく、実際に施工する箇所と図面の数量があっているのかといった、確認作業もメインの仕事でした。

ページで1箇所でも数量が合わない箇所があると「なぜ合わないのか?」を、その原因が分かるまで探すことになります。

それが少しの違いでも、当初提出した数量調書と合わないのであれば、合うまで何度でも計算します。

個人的にはこの作業が図面作成よりも大変でした。

施工する箇所は当初提出した場所と変わる場合もあるため、日々変化していくのですが、作業員の方とうまく連携がとれていないと、その部分が抜けてしまったりすることもあります。

ですので日々、何かイレギュラーな動きがなかったか、作業員の方に確認する必要がありました。

すぐ図面と合わない箇所を発見できる場合もあれば、何日も探しても見つからない場合もあります。何度も何度も図面を開き、計算を繰り返すこの作業は相当根気がいるものでした。

CADオペレーターが現場にいくことはできないため、口頭で伝えてもらうことしか術がなく、日々の確認作業はとにかく怠らないようにすることが、ミスを防ぐ方法でした。

CADの知識がある作業員の方との連携

CADを触ることができる作業員の方もいるかもしれませんが、CADオペレーターを別途雇っているような会社では、CADに詳しくない作業員の方が多い傾向にあります。

会社によってさまざまですが、私の場合、作業員の方にCAD作業は一任されておりました。

入って1年目は右も左も分からず、CADの単純な作業しかすることが出来なかったので、CADに詳しくない作業員の方の担当になると、少し不安な面もありました。

ですがCADオペレーターのなかでも、特にCADに詳しい”リーダー”のような方がおり、
そういった方がいることによって、特に問題なく作業することができました。

逆にCAD知識がある作業員の方の担当になると、指示に対し”どれくらいの時間がかかるか”をわかってくれている場合が多く、その面ではとても助かるなと感じておりました。

先ほど記述した通り、枚数が多い場合の全体修正だと、少しの修正でもとにかく時間がかかってしまいます。

ですので「時間がかかってしまう」ことをわかった上で、CADオペレーターに指示を出してくださっていると「何日までに仕上げよう」といった打ち合わせがスムーズなため、ギリギリの修正依頼が発生しづらい傾向にありました。

そして時間が空けば一緒に作業してくれることも多く、また、現地を見ているためすんなりと図面作成できてしまう場合もあり、作業員の方にCADの知識もあると「とても頼り甲斐があるな」と感じておりました。

もちろんCADに知識がない作業員の方でも、説明すると分かってくれる場合が多く、一緒に作業する時間を重ねれば重ねるほど、スムーズに打ち合わせを進めることができました。

このようにCADオペレーターと作業員の関係は密接であり、コミュニケーションがしっかりとれていないと、結果的に不利益が多くなってしまうため、とにかく日々話すことが大切だなと感じておりました。

CADオペレーターも、作業員の方も性格はさまざまです。細かく見ていきたいオペレーターと、とりあえず図面が形になればいい作業員の方とだったら、最初こそ食い違いが起きてしまうかもしれません。

ですが日を重ねながら、考えをすり合わせていくことで、お互いの納得する形に徐々になっていくなと感じておりました。

現場の作業員に対する想い

作業員の方は、朝早くから夜遅くまで現場に出ているにも関わらず、大きな仕事になればなるほど事務作業も増えてきてしまいます。

そんななかでも、1番作業量が多く負担がかかるのが図面作成ですので、CADオペレーターとしてその部分をカバーできることに、大きなやりがいを感じていました。

作業員の方は感謝の気持ちを表してくれる方が多く、こちらとしても「任せられている」といった責任感を感じていました。

体をつかって相当疲れたであろう夕方頃でも、根気よく図面と向き合ってくれる作業員の方を見て、タフでなければやっていけない職業だなと感じました。

特に夏の日差しが強い日など、真っ黒になって帰ってくる作業員の方達を「かっこいいな」と思っていました。

CADオペレーターと作業員はバディのような関係

この職業になるまでは分からなかったのですが、CADオペレーターと作業員の方は”バディ”のような関係性で、お互い助け合い協力することが、とても大切だなと感じる瞬間が多かったです。

CADオペレーターは、実際の現場を見にいくことがなかなかできません。

ですが黙々と図面作成をするわけではなく、作業員の方と連携して作業を進めることで、出来上がっていく過程を感じることができ、その部分を特に「面白いな」という風に感じていました。

時折現場の写真を送ってくださる作業員の方もいて、事務所のなかですが、現場の様子を感じることが出来、嬉しかったのを覚えています。

強い信頼関係を築くことができる、CADオペレーターと作業員の方との関係性ですが、その信頼関係が深まれば深まるほどほど、お互いにより良い仕事が出来ると実感できるのではないでしょうか。

(文/sumika)

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