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一人親方の帳簿作成にはスマホアプリがおすすめ!その理由とは

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一人親方は会社に属さず業務を行う個人事業主であり、帳簿づけが義務づけられています。業務により発生した売上、必要経費などは全て正確に記入しましょう。

しかし、帳簿づけは細かな計算や仕訳が必要で、全てを一人で行う一人親方にとって大きな負担となる作業であることも事実です。「なんとか簡単に帳簿づけできる方法はないものか」という一人親方のために、今回は帳簿作成にスマホアプリが便利な理由を解説します。

一人親方に必須の「帳簿」とは

帳簿とは、業務により発生した売上を集計して記入するものです。

日付・取引先・売上の内容・金額・経費といった支出などを記入します。

帳簿は主に確定申告の際に必要なもので、一人親方は一部の例外を除いて作成が必須となります。

帳簿をつけないと重加算税などのペナルティが課されるおそれがあるため、必ず作成しましょう。

帳簿が必要となる場面

一人親方はさまざまな場面で帳簿が必要となります。帳簿が必要となるおもなケースを以下にまとめましたのでご覧ください。

収支管理 帳簿を作成することで収支を可視化でき、利益を正しく把握できるようになります。定期的に収支のバランスを見て分析を行えば、業務改善や効率化を図れるようになるでしょう。
確定申告 確定申告の際に帳簿の提出は求められませんが、申告した数字に不備がある場合などは提出が必要となることがあります。また、確定申告直前にまとめて計算するとミスが出る可能性があります。しかし、定期的に帳簿をつけておけばミスも少なく、確定申告を正確・スムーズに行えるようになります。
所得税の計算 一人親方は個人事業主として所得税などの納税の義務が生じます。所得税の計算には1年間の売上を正確に把握することが必要であるため、帳簿の作成は必須です。
持続化給付金や補助金の申請 持続化給付金や補助金の申請には売上の減少を証明する書類の提出が必要となることがほとんどです。毎年確実に帳簿をつけていれば、それがそのまま売上の減少を証明できる書類となります。

帳簿をつけないとどうなる?

一人親方は個人事業主であり帳簿をつける義務がありますが、前述の通り、確定申告時には帳簿の提出を求められることはありません。

しかし、何らかの不備があった場合には税務署から帳簿を提出するように求められる可能性があります。

紛失してしまったり、帳簿をつけていなかったりすれば帳簿を提出できません。その場合、「売上を隠そうとしている」「意図的に義務を放棄している」とみなされれば、罰則として本来の納付税額にプラスして35〜40%の税金を追加徴収される可能性があります。

また、青色申告事業者の場合は帳簿をつけなかったせいで認定を取り消される可能性もあるため注意が必要です。

その際には、過去にさかのぼって青色申告の承認が取り消されるため、過去の特別控除も取り消されます。

このように大きなリスクがあるため、一人親方を始めとした個人事業主にとって帳簿づけは義務として面倒くさがらずに行うことが大切です。

一人親方におすすめの帳簿作成アプリ

正確に帳簿づけするためには知識が必要ですし、手間や時間がかかります。

全てを一人でこなす一人親方にとっては、かなり面倒な作業となるでしょう。

しかし、帳簿作成アプリを活用すれば、そんな大変な帳簿づけを簡単に行えるようになります。

さまざまな帳簿作成アプリがありますが、その中でも一人親方に向いているものをピックアップして紹介します。

※各アプリの機能・料金などの情報は2023年3月30日時点のものです。最新の情報は各アプリの公式サイト等でご確認ください。

freee

freeeは知識がなくても、誰でも簡単に帳簿づけができる会計アプリです。業務で使っている銀行口座やクレジットカードの口座と連携でき、その収支を自動入力できます。レシートもスマホで撮影すれば日付・金額を自動で読み取ります。

現金取引についても家計簿をつける感覚で毎日手軽に記入できます。入力した数字や項目は自動で複式簿記の形式に変換されるため、知識は不要です。

このように、freeeを活用すれば明細を確認しながら記入する手間が省けるため、ミスなく帳簿をつけられます。

料金は月額980円からで一定期間無料でお試しできます。無料プランでも銀行口座・クレジットカードとの連携やレシートの取り込みが行えるため、帳簿づけのサポートとして活用するのも良さそうです。

マネーフォワードクラウド

マネーフォワードクラウドは、一人親方をはじめとした個人事業主にも直感的に使いやすいアプリです。

2,400以上の金融機関サービス(銀行・クレジットカードなど)と連携でき、明細を自動取得します。

さらに独自のAI学習により適切な仕訳を提案して、手間なく帳簿づけが可能です。他にも、確定申告はもちろん、サービスと連携することで経費精算や請求書発行ができ、所得・控除の入力にも対応。

必要があれば税理士の紹介も行ってくれるため、一人親方にとってはありがたいアプリ、サービスと言えるでしょう。

料金は個人事業主向けのパーソナルミニプランの年額払いで1ヶ月あたり800円です。

確定申告や請求書作成など一部機能が制限されますが、1ヶ月の無料トライアルも利用できます。

弥生会計

弥生会計はクラウドアプリでPCやスマホにインストールすることなく利用できます。銀行・クレジットカードとの連携が可能で、レシート・領収書もスマホで撮影すればデータが取り込まれて自動仕訳されます。

e-Taxで自宅から青色申告できるため、昼間は現場で忙しい方でも、自宅から簡単に申告できます。

また、入力データからレポートが自動作成されて、経営状況が見える化されます。収支もひと目で分かるため、問題点やリスクをいち早く見つけられるのもメリットです。

料金は白色申告用のセルフプランが永年無料、青色申告は年額8,800円からです。1ヶ月の無料トライアルもあります。

アプリで帳簿をつけるときの注意点

アプリでの帳簿づけは知識がなくても簡単に行えてミスも少ないのがメリットです。しかし、アプリで帳簿を作成する場合にはいくつか注意しなければならない点もあります。どのようなことに気をつけるべきなのか、以下で解説します。

忘れず定期的に記帳する

帳簿は必ず定期的に記帳するようにしましょう。できれば毎日が望ましいですが、一人親方の場合、時間が取れないことや、体力仕事のため疲れて記帳が難しいこともあるでしょう。

また、アプリだと「いつでも簡単にできるから」と後回しにしてしまう方もいるかもしれません。しかし、確定申告前に1年分まとめてやろうとすると必ず数字にミスが出ます。

可能であれば毎日、難しいのであれば毎週末など曜日を決めて習慣化し、定期的に記帳するようにしてください。

売上がなくても記帳する

売上がない期間については何も記帳しなくてよいのかと言うとそうではありません。

売上がなかったという事実を正確に帳簿づけする必要があります。もちろん、帳簿づけが法律で定められた義務であることも理由の一つです。しかしそれ以上に、一人親方として事業を運営する個人事業主として、正確に売上を把握することはとても大切なことです。

なぜこの期間は売上がなかったのか、その原因を振り返ることができるため、売上を増やすための改善案を導き出すヒントが見えてくるかもしれません。

法で定められた保存期間を守る

帳簿は紙・データどちらの場合も、法で定められた期間は保管する義務があります。

会社法では10年、税法では7年の保管義務がありますので必ず守るようにしましょう。アプリで作成した帳簿データの場合はバックアップを取るなど、万が一の対策をしておきましょう。

まとめ

今回は、一人親方の帳簿作成の意味や帳簿作成に便利なアプリについて解説しました。

本文でも解説したように一人親方は個人事業主であり、確定申告を始め、さまざまなシーンで帳簿が必要となります。記帳を忘れたり帳簿を紛失してしまったりして、税務署から悪質と判断された場合は税金が追加徴収されますので注意が必要です。

手書きでの帳簿づけは知識が必要なだけでなく、手間や時間がかかります。忘れず定期的に帳簿づけを行うためにも、ご紹介したアプリの活用をおすすめします。

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