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おかね

2022.6.15

測量士の給料は高い?難易度と仕事内容、平均年収を紹介

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測量士を目指している人のなかには、年収の相場を知りたい人や、自分の年収が相場と比べて高いのか低いのか知りたい人もいるでしょう。測量士としてキャリアアップとともに年収を上げるには、自分の現状を知ることが重要です。

本記事では、測量士を目指している人へ向けて、仕事内容や年収、将来性などを解説します。

測量士の仕事内容と平均年収の相場は

測量士の男性

※引用元:「賃金構造基本統計調査 」2020年測量技術者

測量士の平均年収は統計によると、基本給が約32万7,000円、賞与などが約69万5,000円です(*1)。そのため、測量士の年収は500万円程度が相場と言えます。ただし、この金額はあくまで全体の平均です。

住んでいる地域や経験年数、勤務先によって金額は変わるので、500万円より高い金額にも低い金額にもなることがあります。

測量士の仕事内容は大きく分けて、事務所外での仕事と事務所内での仕事の2種類です。事務所外の仕事は測量を中心に行います。この際、1人で行くのではなく、チームで建設現場まで向かい、事前に立てた計画をもとに測量する流れです。測量は移動時間を含めると、長時間拘束されることも多くあります。

事務所内での仕事は、主に測量前の計画書作成や測量データの作成、それにもとづく図面の作成です。測量を行う際は準備が必要であり、単に移動スケジュールを立てるだけでなく、天候や他のメンバーとの時間帯調整も行います。

また、完了した測量をもとに図面を作成する業務も事務所内で行うことが多いです。

測量士としての就職先は主に、公共部門と民間部門の2種類です。それぞれ仕事内容に差があるので把握しておきましょう。

公共部門では、主に道路やトンネルといった公共物の建設に携わります。一方で、民間に就職した場合、家と家の境目の測量などを行うことが多いです。公務員系の就職をするか民間に就職するかでも仕事内容や給料は変わるので、進路選択の際はこの点も確認してみてください。

参考:*1:『賃金構造基本統計調査』全国平均

また、測量士の資格を持っていない方で、これから測量士の資格を視野に入れている方に関しては測量士補の資格取得がおすすめです。測量士補の資格は受験資格も無く、受験のハードルが低い為、まずは測量士補の資格取得から始めてみるのがおすすめです。測量士補の資格についてはこちらの記事でも解説していますので、これから測量士の資格をお考えの方はぜひご参考にしてみてください。

測量士補試験の難易度 合格率は?他の資格と比べて簡単なの?

地域によって年収は変わる?

測量士

測量士は地域によって、仕事が同じでも年収が変わる可能性があります。これは、地域によって測量士の需給関係や仕事量が異なるからです。具体的には、関東や関西といった人口の多い地域では、年収が高くなる傾向にあります。

※引用元:「賃金構造基本統計調査 」2020年測量技術者、東京都・北海道

都道府県別で見ると、東京都は平均年収が500万円程度なのに対し、北海道は460万円程度となっています。また、そのうち平均賞与は東京都が37万円程度に対し、北海道は115万円と割合がかなり高いです(*2)。

測量士の給与は地域によって数十万円程度変わってくるだけでなく、その内訳にも差があります。ただし、これはあくまで傾向であり、地域による年収の上限はありません。

年収を決める要素は、地域の他に勤務先や経験年数も重要です。年収の高い地域にこだわるだけではなく、自身のスキルアップなどを意識して年収アップを目指しましょう。

参考*2:『賃金構造基本統計調査』北海道・東京都

測量士の将来性や年収アップの方法

測量士の男性

測量士として年収アップを目指すのであれば、いくつかの方法があります。ただし、キャリアに一貫性があると、より効率的に年収アップを目指せます。そのため、測量士としてどんなキャリアを積み上げたいのか意識するのがおすすめです。次に、キャリアアップの代表例をご紹介します。

勤務先で年数を重ねる場合

今勤めている会社で年数を重ねる場合、年功序列によって年収が上がっていきます。また、役職が上がれば手当もつくでしょう。

そして特に重視してほしいのが、測量士の資格を取得することです。測量士の資格には測量士補もあり、測量士の立てた計画にもとづいて測量を行います。測量士補の資格では、自分が中心になって測量の計画を立てられないため、年収が測量士と比較して低くなる可能性が高いです。

様々なキャリアの選択肢はありますが、測量士の資格は確実に取得することをおすすめします。仕事の幅が広がり、スキルを高めることで年収アップにつながります。

転職をする場合

転職では即戦力としての活躍を求められるため、高いスキルと豊富な経験を求められます。しかし、これまでより年収水準の高い企業を選ぶことで年収アップがねらえます。

転職先として候補にあげられるのは、測量会社や建設会社です。測量会社であれば、測量士としての経験をそのまま活かすことになります。

一方で建設会社や建設コンサルタントに転職する場合、測量士としての経験を活かしつつ、測量計画だけでなく建設計画全体の管理や工事現場の監督業務を担当する可能性が高いです。

転職によって、仕事の幅を広げることができれば、スキルを身につけながら年収アップの機会を得られます。測量士の資格を活かせる仕事は意外と幅広いです。測量士としての求人以外も、建設関連の様々な仕事に転職先があります。

独立する場合

測量士として独立し、自営をするのも一つの方法です。測量士は業務独占資格であり、資格保有者だけが独占的に業務を行う事ができます。その為、独占業務を持たない職種に比べて安定した需要を獲得しやすいというメリットがあります。

測量士の将来性は…?

また、なかには測量士の仕事の将来性に不安を感じている人もいるでしょう。測量士は建設現場などで必要な測量を行う仕事であり、工事を始めるのに必要不可欠な人材です。そのため、将来性は十分あると言えます。

一方で近年では、IT化が進んでおり、最新機器も時間とともに変わっていくため、常に知識を取り入れ続ける姿勢が重要です。知識を吸収していく過程で、スキルも身につけられるため、下記のようなインプットは常に行いましょう。

・現場での実務経験を積んで測量の技術をスキルアップ
・測量士から一歩踏み出して測量だけでなく企画や設計などにも関与できる幅広いスキルアップ

また、測量士は土地家屋調査士など、他の資格とのシナジーを生みやすい資格です。土地家屋調査士は不動産の登記に必要な測量を行う資格で、測量士としての経験を活かしやすい仕事と言えます。

ダブルライセンスの獲得によって、他の測量士との差別化を図れれば、業界の平均以上の年収を稼げる可能性は高いです。年収アップを目指すのであれば、ぜひ取り組んでみてください。

まとめ

ここまで測量士について、仕事内容や平均年収、地域別の年収、将来性を解説しました。測量士は工事をするうえで必要不可欠な人材であり、平均年収も十分高い職業です。

スキルを高める価値は大いにあります。ただし、IT化などの要因で最新機器がでてきたり、仕事のやり方が変わったりする可能性も高く、変化に対応できるように勉強を続けることが重要です。

また、他の資格とのダブルライセンスを保有することで、仕事の幅を広げられるのもメリットです。これから測量士の資格を取得しようとしている人も、すでに保有していて年収アップを目指している人も、ぜひダブルライセンスの取得を目指してみてください。

測量士としてスキルアップできるだけでなく、周囲との差別化をすることでより価値ある人材として評価されます。

また、建設業界で働く現場監督や職人が年収を上げていく方法については以下の記事で解説しております。

建設業の職人が年収を上げるには?転職・独立・副業それぞれのメリット・デメリットや向いている人の特徴とは

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