当時の私が勤めていた頃に知り合った同じ解体業を営む60代の社長に相談しましたが彼はこう仰りました。
「元請けとは飲み屋で出会った、増やしたきゃ飲み屋に通え」
「仕事の単価が安い?最初はそんなもんだ。辛抱強く続けていくうちに少しづつ良い元請けが増えて行くんだよ」
確かにコミュニケーションが大事ですし人間関係が一番だということは重々承知しています。
しかし今は令和の時代です。常勤の働き方、仕事の仕方、仕事の取り方、全てがものすごい勢いで変わっており、もはや何十年も前のやり方は通用しないことが多々あります。
当然ですが私が相談した社長様がダメだったと言いたいのではなく、昔と今ではやり方が違うということを伝えたいのです。
今は令和の時代。言い換えるならネット全盛の時代でネットを使った戦略が不可欠です。
そこでこの記事では今の時代に即したネットを活用した仕事の取り方を解説していきます。
本日の内容となります。それでは早速やっていきましょう!
目次
昔の話を鵜呑みにせず、ネットを活用しよう
具体的にはTwitterアカウントと施工ブログの開設ですが、初めのうちは何から始めれば良いのかさっぱり分からずネットを通じて情報収集をひたすら行いました。
YouTubeやGoogleでとにかく情報を集め、足りない知識は書籍で補います。
今は無料で大部分の知識が手に入りますので書籍も加えたら大体のことはわかってしまいますね。
わかった後は継続あるのみです!
SNSアカウントとブログの開設
新しくTwitterとブログのアカウントを作り、以下のことに取り組みました。
1 ツイート、ブログの更新を通してネットでの知名度を上げる
2 Twitterの求人情報のチェック
3 Twitter上での交流
これらのことを現場に出ながら行うのはかなりの重労働です。
しかしやりました。
以下の記事で仕事を取る方法について詳しく解説しています。
現役の職人がSNSやネットを使って現場仕事を受注する方法を解説
現場や置き場への移動時間は常に情報収集に当て、10時と3時の一服の時間はツイートの発信です。
休みもなく超絶ブラック状態でしたが、同じ業界の人と繋がることで材料の価格や見積もりのノウハウなども学べてとても良かったです。
しかし元請けを増やすという目的を達成できるまで一年以上かかるということは初めに覚悟しなくてはなりません。
現在の元請けから仕事を貰いつつマッチングサイトで仕事を増やし常用を始める
前項の最後に話した通りネットでの仕事受注率は当初0だったので、以前勤めていた会社から仕事を貰いつつ、マッチングサイトに登録し常用として案件を探しました。
建設マッチングサイトという言葉を聞いたことがありますか?
ご存知ない職人さんも多いと思いますが、登録すると発注案件、受注案件と二種類の仕事に申し込むことが出来る建設業専門のサイトのことです。
新しい出会いが増えた
Twitter、ブログ、既存の元請けからの仕事、この三つに加えてマッチングサイトから常用での仕事も申し込みました。
ここで大切なのが普段は出会えないような他の職人さんと出逢えることです。
当時の私は家屋解体がメインの仕事でした。
解体の経験がある人はわかると思いますが、解体業者が現場で他社の職人さんと出会える機会はほとんどありません。
必然的に新しい元請けさんとも出会えません。
ですがこういったマッチングサイトであれば、例え常用だったとしても他社の社長様と出会う機会があります。
事実私の場合、現場常用先で出会った内装大工の社長様に気に入って頂き、そこから内装解体の仕事を定期的に頂けるようになりました。
TwitterやSNS、ブログからの受注も
初めは地道な努力が延々続くだけだったこれらの努力が1年2年と続けていくうちに少しづつ成果を出し始めました。
どのような成果があったのか、具体的に解説いたします。
Twitterでの成果
まず驚いたのがTwitterを通しての仕事が予想以上に多かったことです。
私の当時の住まいが東京近辺ということも影響して比較的早い段階から仕事を受注できました。
始めたての頃は直接工事の依頼が来るというよりも、職人さん募集のツイートから応募すると言った内容が多かったのですが、続けていくうちに徐々に他の仕事も紹介してもらえるようになり、継続して現場を回して下さる元請けさんとも繋がることができました。
ブログから初めて仕事を受注
施工ブログの投稿が1年半を超えた辺りから、ブログから直接依頼を頂けるようになりました。
ブログ開設後最初のご依頼はお風呂の水漏れ修理、と言う簡単なもの。しかしお客様の自宅につながる工場が道路の区画整理の範囲に含まれてしまうというお話を聞き、解体のご提案をしたところ是非、と言う形で仕事が広がります。
このようにSNSやブログを普段の仕事と並行して行うと、さまざまな形で仕事の依頼を受けられるようになります。
現在のマッチングサイト
先程マッチングサイトの話をしました。私が独立したばかりの頃はサイト自体の数が少なく、使い勝手もそれほど良くありませんでしたが、今ではかなり改善し、サイトの数も増えています。
今と昔でマッチングサイトがどのように変わったのか、今回は当サイトを運営している株式会社助太刀のアプリを例に解説いたします。
助太刀アプリ
現在、私がリアルタイムで使っている建設業専門のマッチングアプリ、それが助太刀です。
私の場合は主に仕事の発注がメインですが、受注する立場で見てもかなり使いやすいと思います。
理由は3つあります。
1 ハツリ、大工、解体と自分の得意ジャンルを絞り込んで検索できるので仕事を探しやすい
昔はここまで細かくジャンル分けされていなかった
2 アプリ内でメッセージのやり取りができるので、気になった会社に気軽に質問できる
昔はメッセージ機能はなくメールでの申し込みか電話のみだった
3 登録者数が18万人と業界でもトップクラスのボリュームがあるので仕事が豊富
昔は現場の数も種類も、もっと少なかった
以下の記事では頑張っている建設業の皆様のさまざまな悩みについて解説しております。
建設業でこんなお悩みありませんか?あなたに助太刀をおすすめする理由
まとめ
・一人親方や小さな会社の経営者は現場に出ているだけではダメ
・情報は知っているのが当たり前
・例え常用になったとしても他の職人さんと出逢える場で仕事をする
・Webでの発信は鋼の精神で鬼の努力を継続
現場に出るということはとても大変なことですよね。
1日の拘束時間で言えば12〜13時間というのは当たり前。
その上、休日や空き時間を使って見積りや税金関係の書類の作成とやることは沢山あります。
しかし安い単価や遠い現場から抜け出すためには、これまでと同じことをしていてはほぼ上手くいきません。
それこそ運任せになります。
確かに良い仕事を下さる元請様と出会うためには運の要素もありますが、それ以上に日々の小さな積み重ねが大切なのです。
また、今の時代は独学無くして成功はありません。
なぜならYouTubeやネットで有益な情報が無料で手に入るからです。
お金を払ってでも聞きたい人の話が全て無料です。
もちろん、それだけでは不十分なので書籍も重要ですが、どんなに高いものでも1万円前後、平均で言えば2000円しないくらいでしょうか。専門書を買い集めたとしても多く見積もって5万円。
しかしその一冊には、一流のプロが経験してきたこれまでの経験やノウハウが詰め込まれていることを考えればコストパフォーマンスが良すぎです。
ネットやYouTube、そして5万円ほど書籍に投資すれば大方の知識は手に入るでしょう。つまり今の時代、ほんの少し意識がある人達は質の高い情報を持っているのが当たり前であり、そういった人たちと戦っていかなければならないということです。
そのことを自覚していれば私のような弱小経営者は数万円の投資や情報収集はスタートラインに立つための最低条件なのです。
独立をされている職人さんたちは本当に「死ぬほど努力・勉強」しましょう。
その覚悟がないと続きません。
ということで以上となります。
それでは!
こちらの記事では私が行った独立の方法について解説しております
現役大工が完全解説!内装大工の年収や開業に必要な資金、独立する為にやるべき事とは
文/なーさん
2013年から解体業者、内装大工の社長兼職人として活動しております。
これまで500件以上の受注実績、10年以上の業界経験者です。
簡単すぎる!助太刀アプリであなたとピッタリの現場や発注者の見つけ方
こんな方におすすめ
独立・法人化のために仕事を増やしたい、事業を拡大したい、急な案件で人手が足りない、忙しくて協力会社が見つからない、
仕事がない、案件が過去のつながりに依存、同業者とつながりたい
アプリの使い方
1 最新の助太刀アプリを無料でダウンロードする
2 プロフィールを入れる
基本情報をていねいに入れる事であなたにピッタリな発注者を自動でおすすめします。
3 理想的な現場を見つけたら発注者とメッセージのやりとりをする
受発注の両方を利用することも可能
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