TOP インタビュー 【駐車場を探し回る時間よさらば!】駐車場シェアリングサービス「akippa」について、中の人に聞いてみた

【駐車場を探し回る時間よさらば!】駐車場シェアリングサービス「akippa」について、中の人に聞いてみた

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「現場近くに空き駐車場がない」

「空いている駐車場を確保する為に早朝から現場近くに行かないといけない」

こんなお悩みを持つ職人さんも多くいらっしゃると思います。
仕事柄、車で移動することが多い職人さんにとって駐車場にまつわる悩みは切実ですよね。

実は、そのお悩み、「akippa(あきっぱ)」で解決することができるかもしれません。

駐車場のシェアリングサービス「akippa」は、スマホで駐車場の空き状況を確認し、事前に予約することができます。今回は、akippaを運営するakippa株式会社の石川さんに、akippaの機能や職人さんへのおすすめの使い方について取材しました。

【プロフィール】
▼石川 絢子 さん
akippa株式会社 PR・Marketingグループマネージャー。
インターネット広告代理店、グリー株式会社でのリフォーム関連事業の立ち上げなどを経て、2018年4月よりakippaに入社、広報を担当。

akippa HP:https://www.akippa.com/
akippa アプリDL :App Store Google Play

職人さんの駐車場問題は切実

赤木:まず、職人さんの駐車場事情について少しお話しておきたいと思います。例えば新しい現場に行く際、近所のどこに空き駐車場があるか分からない。駐車場が見つかっても料金が定額ではなく、1日の利益が駐車場代で飛んでいってしまう。こういった駐車場にまつわる悩みを抱える職人さんは少なくありません。

石川:特に郊外にいくと空き駐車場が周りにないことが多いですよね。

赤木:そうなんですよね。荷物も多いですから、電車で移動するっていうわけにもいかないですし。駅から離れた一軒家で施工する事も多いですし。

石川:そういう場所だと、駐車場を探す為に早起きすることも多そうですね。

赤木:そういう話も聞きますね。他には現場近くの駐車場代が定額じゃなくて、1日働いても駐車場代で利益が無くなってしまうって話も聞きますね。

石川:一度駐車場から車を出してしまうと、また駐車場を探すことになるので、車を出せないという悩みもありそうですね。

赤木:そうですね。昼休憩の時も現場の近くに飲食店やコンビニがあれば食事を済ませられますが、そうじゃない時は駐車場を出ないといけないですからね。お弁当などで対応してるかたも多いと思いますが、それでも不便ですよね。

石川:そういった駐車場に関するお悩みをお持ちでしたら、ぜひakippaを使って頂きたいと思います。

駐車場のシェアリングサービスとは

赤木:akippaは端的にいうと「駐車場のシェアリングサービス」なんですよね?

石川:はい。例えば駐車場をお持ちのご家庭でも、1日ずっと車を置いているわけじゃないですよね。

赤木:車通勤の方だったりすると、むしろ駐車場を空けてるときの方が多かったりしますね。

石川:akippaはそういった空き駐車場をオーナー様から提供頂き、駐車場を探している利用者様に使って頂くサービスになります。webサイトとスマホアプリそれぞれで使うことができます。

赤木:なるほど、オーナーは自分が駐車場を使ってない時に駐車場を貸し出して収益にでき、利用者は駐車場が見つからない、という問題が解決するんですね。

石川:空きスペースを利用しているので、駐車場代も周辺の相場に比べて2割ほど割安になることが多いです。

赤木:駐車場代も安く抑えられるんですね!

石川:地域の課題でいうと、駐車場が見つからないことで起きる路上駐車や迷惑駐車、駐車場を探す車による交通渋滞、緊急車両が通行できないといった課題の解決にもつながります。

akippa株式会社提供資料より

職人さんにとってメリットがいっぱいのakippa

赤木:たしかに、これは職人さんにもってこいのサービスですね。

石川:akippaは予め駐車場を予約して利用していただくサービスなので、早めに現場近くに行って駐車場を探す手間が省けます。また、駐車場を借りている間は出し入れ自由な場所もあるので、現場からちょっと車で移動したい時にも使えます。

赤木:それはありがたいですね。

石川:また、事前決済なので、予約時間内であれば最初に払った額以上の請求は発生しません。

赤木:「遅くまで現場にいて、駐車場で精算したらビックリするような金額になった」みたいなことがないんですね。

石川:もともとakippaの駐車場は他の駐車場より割安なことが多いので、金額の面でお得なことは多いですね。他には、施工が終わって最後の立ち合いで現場に入る時などにも使えます。akippaは15分単位で使うことができるので、短時間のご利用にも活用していただけます。

赤木:なるほど、施主さんもそういう使い方ができるんですね。

石川:あとはPCでも予約ができるので、内勤のかたに職人さんの駐車場手配を全てお願いするというケースもありますね。

赤木:akippaの利用者さんってどれくらいいるんですか?

石川:2023年2月時点で、累計会員数は300万人を超えました。

赤木:300万人もいるんですね!

石川:2018年11月時点では100万人だったので、4年で200万人増えたことになりますね。利用できる駐車場の数も拡大しています。意外と、都心のビルの地下駐車場や、マンションの駐車場も使えたりするんですよ。

赤木:そういうところって、テナントや住人が全部使ってるんだと思ってました。

石川:もちろんそういったところもありますが、外部に貸し出しているところもありますね。仰るようにテナントや住人のかたが使ってるというイメージがあるので、借りれることを知らないかたも多いですね。

赤木:職人さんが使う車ってけっこう大きかったりしますが、そういう車でも使えるんですか?

石川:もちろん、使えない駐車場もありますが、大型車が使える駐車場も多くあります。akippaの画面上で駐車場のサイズ制限や対応車種がありますし、車種ごとの利用実績やレビューも確認できますので、事前の確認をしておけば、現地に行って駐車できなかったといったトラブルは回避できます。

akippaサービスサイトより

相互協力や地域貢献にも

赤木:他にも職人さんにおススメの使い方ってありますか?

石川:そうですね、例えば、長期間の現場だったり、ちょっと先に入る現場が決まってる場合、あらかじめakippaに「この近辺の空き駐車場を使えるようにして欲しい」といったリクエストをしておくことができます。

赤木:リクエストができるんですか?

石川:全てにお応えできるわけではないですが、リクエストを出して頂くことはできます。

赤木:なるほど、そうしておけば自分だけじゃなく、他の職人さんが同じエリアの現場に入った時に助かるかもしれないですね。

石川:そういった意味では、例えば工事会社や工務店って車が現場に出ていて駐車場にない時が多いのではないかと思いますので、そんな時に駐車場をakippaで提供するのもいいですね。

赤木:なるほど、駐車場を使う側ではなく、駐車場を提供する側になるんですね。それもいいですね。地域社会への貢献にもなりそうですし。もしかすると建設業の事業者同士が自社の駐車場を提供しあってたみたいな形もあるのかも。

akippa株式会社提供資料より

石川:地元の家族に会ったり、友達に会いに行きたいけど、駐車場が無くて困ってる。そこで地場の建設業の会社が駐車場を貸し出したりしていたら地域での認知度アップにもなりそうですね。

赤木:貸す側の場合、マナーの悪い利用者への対応などもあるんですか?

石川:そうですね。駐車場を借りる際に車種とナンバーの情報をご提供頂いていて、その情報をオーナーにもお渡ししています。もちろん個人情報は出しませんが。

赤木:なるほど、そういった形で悪い使い方ができないようにしているんですね。

石川:駐車場の利用があればその分の収入も入りますしね。

赤木:それが路上駐車や渋滞といった課題の解決にも繋がりますからね。

石川:そうですね。特に職人さんにとって、駐車場の問題は日常的な困りごとだと思いますし、akippaを通じて駐車場の問題が解決できればと思っています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。職人さんと駐車場は切っても切れない関係です。今回は、そんな駐車場をストレスなく、お得に使えるサービスの紹介でした。
週刊助太刀では、これからも職人さんにオススメのサービスについて情報を発信していきます。
また、こちらの記事では、現役の職人さんが、akippaのサービスについて職人さんの目線でレビューしています。よろしければこちらも一緒に読んでみてください。

https://tetuto.com/akippamondai/

[文/赤木 勇太]