アドインとは、パソコンを用いて設計を行うCADやBIMソフトの機能拡張としての付加アプリとなります。アドオン、プラグインソフトとも言います。アドインを導入することにより、標準ソフトには含まれていない、独自のコマンドを作成して利用することが出来ます。AutoCADの場合、アドインはAPI(Application Programming Interface)を使ってプログラムを作成します。

業務でよく使う作業を独自のコマンドでまとめて実行することが出来るようになります。CADのメーカであるAutodesk社のホームページから、サードバーティが提供する様々なアドインも含めダウンロードが可能です。アドインにはCADデータを自動的にPDFへの変換や、データ属性の自動分析など、ワークフローの効率化が図れるものがあります。BIMアプリでも様々なアドインが用意されています。2DのCADデータを自動的に3D化してくれるものなどがあります。

モデリングアプリのライノセラス(Rhinoceros)では、アドインアプリのグラスホッパー(Grasshopper)と組み合わせることで、様々なパターンの形状シミュレーションを、変数処理によりおこなうことが可能となります。現在では人間の発想領域を超えた形状アイディアを生み出しています。建築設計に限らず、プロダクトデザイン、ジュエリーデザインなどにも活用されています。