引き込みは、敷地外から電気などを建物に取り込むことを指します。業者が敷地内に入ってきたり、電線に鳥がとまってしまうなどのデメリットがあります。電気の引き込み方法は大きく4種類です。「単相3線式」は、電圧を選択します。100Vあるいは200Vのどちらかです。戸建て住宅や小規模アパートでよく用いられる手法です。上下の線の電圧線と、真ん中の中性線で構成されています。「高圧引き込み」は、低圧電力では不十分であるところでおこなわれます。6,600V以上の高圧電力を引き込むのが特徴で、ビルや商業施設などで取り入れられています。ただ、高圧電力を直接引き込むというわけではなく、変電設備で電圧を調整します。「三相3線式」は、エレベーターや大型空調機などがある建物で用いられます。しかし、近年は用いられることが減っている手法でもあります。「単相2線式」は、100Vの電圧を引き込むときに用いられる手法です。単相3線式が主流となってきているため、実際は減ってきている手法です。

また、長すぎると線が風で揺れてしまうため、長さは原則40mまでとされています。加えて、道路の上に線を張る場合は高さが5m以上になるようにしなければいけません。さらに、窓からは1.2m以上離さなければいけないため注意が必要です。

そのほか、引き戸の建具を開けた際に見えなくする目的で壁などの中へ収容する納まりのことを指す場合もあります。