焼成とは、一般的には原料を高熱で焼いて性質を変化させること。陶器やセラミック、レンガなどで行う。
陶器などを窯の中に入れて加熱処理することで、陶器の性質が変化する。容積が小さくなるため、焼き締めとも呼ばれる。

焼成することで、強度が上がり、耐食性や耐摩擦性に優れた状態になる。また、焼成するものに顔料などを塗布することで、特定の色を発色できる。さらに、不要な物質を揮発させて除去する効果もある。

焼成は一気に加熱するのではなく、徐々に窯内の温度を上げていく。温度や時間などで強度などが変化するため、十分に配慮しなければならない。その後は製品に合った速度で温度を下げていく。

焼成は、窯内の酸素量を変えることで2種類に分けられる。窯内の酸素量を十分にして焼くのが酸化焼成で、素材などに含まれている酸化金属と酸素が反応することで発色する。窯内への酸素の供給を抑えて焼くのが還元焼成で、素材などに含まれる酸化金属から酸素を除去することで、窯変などといった色の変化が期待できる。

建築資材では、レンガや粘土瓦、陶磁器製のタイルなどを製造する際に焼成の工程がある。特に耐火レンガは焼成したものがほとんどである。焼成して製造した耐火レンガは、窯炉や耐火建築物などに使用される。