測量士の資格は2つあります。測量士と測量士補です。測量士と測量士補では可能な業務範囲が異なります。いずれも国土地理院が管轄する国家資格です。試験に合格しないと資格を取得できません。

試験は測量法と測量法施行令に基づいておこなわれます。測量士に必要な専門的学識や応用力を有しているかが問われます。

測量士は土地の位置や面積、距離などの測量をおこないます。規模の大小に関わらず、建設工事に必要な仕事です。測量業者には、有資格者を設置することが義務付けられています。

工事計画の基礎となる重要な役割を担うからです。一般的に、2人から5人程度でチームを組んで測量します。測量するのはありとあらゆる場所です。

測量士の仕事内容は、外業と内業に分類されます。外業は野外にて土地の測量をする業務です。専用機器を用いて、測量計画に基づいた測量をおこないます。内業は事務所内で作業する業務です。

測量前には測量計画を策定します。測量後には測量結果を図面にしたり、データを分析します。ただし測量士補は測量計画を作成できません。測量計画に基づいて業務を実施することは可能です。

外業と内業のいずれも測量には重要な仕事です。測量士には野外での作業とデスクワークの両方が求められます。

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