舗装(ほそう)とは、道路や外構の路面を緻密、平坦にすることで、雨天時に水たまりやぬかるみの発生を防ぎ、耐久性を増すことです。道路の舗装材としてはアスファルトやコンクリートを用いることが多く車両の通行を滑らかにします。アスファルトはすぐ固まりますが、日射や気温による路面温度に影響され易い性質があります。

コンクリートは固まるまで時間を要するが、摩耗に強く、轍が出来にくいなどの性質があります。歩道や公園ではデザイン性や保守性を考慮してインターロッキングブロックを用いることもあります。地下に埋設された水道や排水、電線の配管を交換する際にインターロッキングブロックを部分的に取り外して工事を行えるメリットがあります。道路舗装で良く用いられるアスファルト舗装にも様々な種類があります。

密粒度アスファルト舗装は国内の道路で良く採用されており、施工性、維持管理、補修も容易です。排水性アスファルト舗装は、雨水を浸透させることにより、走行中の車のハイドロプレーニング現象の発生を抑えることが出来ます。浸透性アスファルト舗装は排水性舗装よりも目が粗く排水性に優れていますが、強度は劣るため、交通量の少ない駐車場や歩道に用いられます。カラーアスファルト舗装は見栄えが良く、色の種類も豊富で、バスや自転車の走行レーンの識別のために用いています。