逆打ちとは、地下階をもつ建造物を作る際に用いられる工法の1つで、
地下建造物を上から下に向けて構築をしていく施工方法のことを言います。

通常、地下部分を採掘して最下層から上に向けて構築をしていく
「順打ち工法」とはちがい、1階の床を施工してから地下へと採掘していくので
手順が逆になるので「逆打ち工法」と言います。

逆打ち工法は1962年の大阪新阪急ビルで初採用されました。
逆打ちするメリットは地下と地上の同時進行が出来るので、
工期の大幅な短縮が可能になります。

また、1階の床を施工してあるので周辺環境への騒音や振動を抑えることができ、
1階が施工してあるのでそれが支保工になり掘削時に建設中の地下建造物が
周辺の地盤を崩壊する恐れを抑える役目を果たすので安全に掘削できること。

また、支保工がすでにあるので地下仮設の支保工が不要になります。
1階床がある事で天候に左右されることなく作業する事もできます。
デメリットは地下掘削の際、作業エリアが狭くなること。
土砂搬出の効率が悪くなる。コンクリートの打設、上下打継部の一体化が難しい。
などがあげられます。

最近では、都市市街地に作る地下建造物や軟弱地盤での大型地下建造物などで採用されています。