トラフィカビリティとは、ダンプやトラックなど建設機械の走行しやすさのことをいいます。コーン指数qcで固さを評価した地面です。qcが高いほど走行しやすく、低いほど走行しづらくなります。200KN/m2以下はドロドロ状態、1200KN/m2以上はダンプが走行に問題がない固さとなります。走行性を上げるために表層をセメントなどで改良したり、低圧タイヤや幅広タイプの三角シュー履帯を使用したりします。

測定方法は先端コーンを地面に直角に貫入させ10cm毎に測定した数値より貫入抵抗を求めます。表面から深くなればなるほど10cm貫入するのに大きな力をかけます。 力を入れても貫入不能位置を最終深さとし試験完了です。
試験結果から対象地面のコーン指数などの地盤パラメータを算出します。

試験方法は単管ロッド・二重管ロッドを使用した2種類あります。現場状況に応じてそれぞれ使い分けます。両方とも貫入深さに応じて50cmのロッドを継ぎ足していく方式になります。単管式は先端抵抗とロッド周囲の摩擦抵抗を合わせて測定する方式です。ただし摩擦抵抗を測定するので、貫入深さは3〜5mまでが限界です。

二重管式は二重管ロッド周囲の摩擦抵抗を考慮せず測定できる方式です。