建築用語の四八(しはち)は、サイズを表す言葉である。「4×8」で「しはち」と読ませる事例も。
世界では、独自の伝統的な単位からメートル法への転換が図られてきた。現在では、建築の分野などほぼ全てにおいてメートル法が採用されている。
しかし、一部の地域ではメートル法が使われていない。アメリカ合衆国が依然としてヤードポンド法を使用しているのが最たる例である。そして、現在の日本でも、建築において尺貫法が慣習的に使用される例も見られる。1尺は約30.3cm(303.03mm)。
四八とは、ベニヤや合板、鋼板などの大きさを表す言葉である。縦横が4尺と8尺であることからそう呼ばれる。
尺貫法からメートル法に変換した場合、四八の正確な数値は1219mm×2438mmとなる。しかし、簡略化して1220mm×2440mmや1200mm×2400mmとして使用される例も見られる。
四八の他にも、914mm×1829mmの三六(さぶろく)や1524mm×3048mmの五十(ごとう、ごっとう)などが使われている。
ただし、設計など建築ではあくまでもメートル法が基本となっている。四八などの呼称は、慣習として残っているものと認識しておかなければならない。