1立米は「いちりゅうべい」と読む。「いちりゅうべ」「いちりゅーべ」と表記する場合も見られる。
わかりやすくいうと、縦1m横1m高さ1mの立方体の体積が「1立米」である。「立」は「立方」の略、「米」は「メートル」を漢字で表したもの。
長さの単位にメートルを使用する場合に限り、「立米」という体積の単位が使われる。記号で表わす場合は、「m」の右上に小さく「3」と書く。
かつては同じ意味の「ステール」という単位が使われることもあった。特にフランスなどで、薪の体積を表すのに使用されていた。現在はほとんど使われることがない。
一般的には、ガスや水道料金を算出する際に「立米」が用いられる。ガスや水道の使用量を「立米」で表し、1立米あたりの単価が設定されている。
建築業界では、砂利や砂、コンクリートやモルタルなどの量を表すのに「立米」が使われる。プールなどの容積を表す場合も「立米」である。
また、木材の取引にも「立米」が使われ、「立米単価」が決められている。木材の種類により密度が違うため、同じ1立米でも重さが変わってくる。
1立米あたりの重量は、水の場合は約1トン(1000kg)である。コンクリートは約2300〜2400kg、モルタルは約2000kg、砂は1700〜2000kgとなる。