雨漏りとは、家の外部から雨水が入ることで、住まいのトラブルで一番多いとも言われてます。原因箇所の真下で雨漏りが発生するとは限りません。ヒビやコーキングなど経年劣化による外部の隙間から浸水します。
雨漏りを放置すると内部の腐食が進みます。雨漏りによるカビの発生は健康被害にも繋がります。そのため、応急処置として、ブルーシートを広範囲に被せて雨漏りを防いだり、新聞紙や雑巾等を入れたバケツを置いたりして二次被害を防ぐのが一般的です。
原因としては、屋根板金の曲がりや破損が最も多いです。屋根板金の折り目や端の部分から、15年前後で釘の浮きや緩みが出て、雨水が隙間から侵入しやすくなります。屋根裏など見えない箇所からだと気付くのに遅れ、屋根裏に湿気がたまるなど、家の劣化を招きます。
原因が1つとは限らず、原因の分からない雨漏りも非常に多いです。何回か修繕工事をして、ようやく解決するケースも少なくありません。専門家でさえ雨漏り修繕は難しいと言われます。
雨漏り診断士は、建物を目視したり、打鍵棒を使って壁の奥を確認する等して雨漏り箇所や原因を探ります。また、赤外線サーモグラフィーで外壁・内壁の様子を調査して雨漏りの浸水経路を突き止め、改修箇所や改修方法等のアドバイスもします。