ハマ欠けとは、ガラス端部の一部分に強い力が加わることにより、端部を起点として貝殻状にガラス表面が欠けた状態のことを指します。主としてガラス切断時や運搬時に、このようなキズがつくことがあります。欠け部分が浅い場合はガラスの強度に影響はありません。

その他、ガラスの製造工程で生じる不良に、ヒビに成長する場合がある「キズ」、ガラス原料の溶解行程で溶けずに残った原料や不純物がガラス内部に残こる「異物」、原料の溶解時に発生した泡が冷却時にまで残る「あわ」、取り扱い時などに加わった強い力や衝撃によって生じる「ヒビ」があります。

また、ガラスの基本的な切断方法は、ガラスカッターを使用してガラス面にキズを入れ、このキズに沿って折り曲げる力を加えて割ることで行っています。その際、切断線から逸れて割れることで残った「逃げ」、凸部となる「つの」と凹部となる「欠け」、切断面の厚み方向に真っ直ぐ割れないことに生じる「そげ」があります。

ハマ欠けが生じた部分は、専門の職人によって修復することができます。概略の工程は、ハマ欠け部分を緻密なドリルで限りなく段差を解消するように成形し、その部分に特殊樹脂を流し込んで表面を仕上げるという方法です。
例えば、建築物の完成検査で小石が当たって生じたハマ欠けを見つけた場合、大型ガラスや特殊ガラスなどでは、納期までに取り替え工事に要する時間を確保できない心配があります。このような場合は、100%の復旧が困難であったとしても修復作業で対応する他にないでしょう。