コールドジョイントとは、コンクリートを型枠に打ち込む際に、打設の方法や施工手順が不適切であったために、前後に打設したコンクリートが一体化することなく分離して、想定していなかった継ぎ目ができてしまう現象のことをいいます。
コンクリートは、予定の作業時間内に終了できないことが予測される場合、あらかじめ計画した位置に「水平打継ぎ」か「垂直打継ぎ」を設けることで、後に打設したコンクリートとの一体化を図ります。

コールドジョイントは、本来ひとつの作業工程内で打設を終えて一体となるべき箇所に、まったく予定外の継ぎ目が形成されたものであるため、構造が分断して雨漏れや耐震性能に不安をもたらす要素となるのです。
発生原因としては、作業トラブルなどで前後のコンクリートの打設において長い時間空白が生じたことが挙げられます。またコンクリートの配合や運搬方法などが不適切だった場合、あるいは高気温下で施工したことによって発生しやすくなります。

これを未然に防ぐには、運搬車の配車時間を適切に管理して、生コンクリート工場での練り混ぜから、現場での打ち込みまでの時間を切り詰めることや、運搬車が間断なく現場に進入する配車計画における工夫が必要です。
また遅延型混和剤、遅延剤、超遅延剤などを使用することで凝結時間を遅らせる方法も効果があります。