チョーキング現象は、塗料に含まれている顔料が外壁の表面に粉のようになって出てきてしまう現象のことを指しています。粉の色は白いことが多い傾向にありますが、外壁の色と似た色の粉末が付着していたら、チョーキング現象である可能性が高いです。原因の多くは、太陽からの熱や紫外線、風や雨による劣化だと言われています。中でも、紫外線の影響を受けやすい箇所で起きやすいです。例えば、日当たりの良い南側や、西日が当たる外壁などが該当します。

チョーキングは、外壁の塗り替えのタイミングを知らせてくれるサインです。放置してしまうと耐久性に影響が出てしまったり、ひび割れなどのトラブルを起こす可能性があります。ただ、費用を抑えたいから自分で塗り替えるのはあまり良いとは言えません。塗装工事は、劣化現象をしっかりと把握し、下地処理を適切に行うのが鉄則です。補修は、高圧洗浄で粉を洗い流して塗装の塗り替えをするという流れです。平均的な30坪住宅の場合で、費用は70万円から90万円ほどだといわれています。また、水とブラシによる洗浄はしてはいけません。少しの間は手に粉がつきにくくなり、解決したように見えますが、実際は塗膜の劣化をはやめ、建物の傷みをはやめてしまいます。

【参考動画】

こちらの動画ではチョーキングについて解説されています。