木レンガ(もくれんが、木煉瓦とも)とは、サイコロ状に加工した木片のこと。用途は大きく分けて2つある。
1つは、コンクリート面に木の部材を取り付けるためのもの。コンクリートにあらかじめ埋め込むか接着する。取り付けにより、釘打ちができる補助材として利用できるようになる。

もう1つは、床や壁面に木レンガを敷き詰める利用法。主に雨風の影響を受けない室内に設けられる。
木レンガを床面に使用する場合、まずは木口を上に向けて木レンガを敷き並べる。目地に溶解したアスファルトなどを詰めて固定。
ただし、木レンガは床面が凹凸になりやすい。そのため、木レンガを床に使用するのは主に玄関のたたきやトイレなど、室内でも土足になるような場所となる。

壁に使用する場合は、防水処理した下地の上から厚さ10mm程度の木レンガを並べていく。エポキシ系の接着剤を塗布して貼り付け、目地をつける場合はアスファルトやシリコンを埋める。目地をつけない場合は、湿気などで木レンガが収縮するため、合わせ目を接着しない。
木レンガの種類はさまざまで、100mm角のものから長さ300mm程度までサイズは多様。近年では、耐水性があって腐朽しない樹脂製のレンガが代用されている。