ワイヤーメッシュとは、100~150角程度の網目状に溶接された鉄筋棒のことです。一般的に鉄筋の代用としてコンクリート打設前に敷き詰めて施工され、コンクリートのひび割れ防止や強度を上げるために使用されます。
建設現場で使用される主な目的は、鉄筋では対応できないような箇所で代用されます。例えば勾配のかかっているスラブやスラブ厚が100mm以下の薄いスラブ、外構の土間部分や駐輪場の土間部分になります。
ワイヤーメッシュの使用については、各現場のデベロッパー・ゼネコン・構造・設計により異なるので、一概にこの場所で使用するとは言い切れません。現場単位でよく確認することが必要となります。
ワイヤーメッシュを使用するメリットとしては、軽くて加工が容易なので使用する箇所ごとに現地加工をして施工できることと、鉄筋施工のように細かい組み方や結束の仕方、熟練された技術が必要でない為に、工期の短縮とコスト削減も図ることが出来ます。
また、一般的にワイヤーメッシュの施工については鉄筋工が行わず、土工さんや雑工さんによって施工される場合がほとんどです。