ユニットバスとは、プラチックなどの防水性の高い素材を用いて浴室天井・床・壁・浴槽を工場にて成形して現場に搬入した後に組み立てる浴室のこと。日本ではほとんどの建築の浴槽はユニットバスでその割合は95%を超えている。

 日本国内ではユニットバスサイズはほぼ規格化されており、縦横方向を10センチ単位の数字で表し、「1216」「1418」「1618」などがある。

 種類としては洗い場・浴槽をユニットにした一般のタイプと、トイレ・洗面台・バスタブを設置したユニット(三点ユニット)がある。

 ユニットバスのには主に5つのメリットがある

(1)浴室全体を現場で組み立てるだけなので単純時間施工が可能。

(2)工場で成形するため完成品の精度が高く在来の浴室工法に比べ漏水リスク軽減。

(3)大量生産ができるので従来工法に比べて安価での供給が可能。

(4)年々、サイズ・オプション・仕上げなどのバリエーションも増えており、自由に選択できる。

(5)リフォームやリノベーションの際には周辺の壁などの解体が最小限で済む。

 ユニットバスのデメリットとしては、効率的につくられている分、密閉性が高いため排熱・排気・排水性能がある程度犠牲になりがちである。従来工法に比べると、カビが生えやすい、湿気がこもりやすい、などのデメリットがある。

ユニットバス