凝灰岩とは、火山灰・火山砂などの火山噴出物が凝結して出来た岩石のことを指します。
一般的に建設業では、仕上げに使用される「石材」として採用されます。

一概に凝灰岩と言っても種類は豊富にあり、大きく分けると「推積固結」と「混合固結」の2種類があります。

簡単に説明すると「推積固結」は、火山灰・火山砂等が固結したもので、「混合固結」は、水にて運搬される際に岩石の砕屑物と混合して固結したものになります。純度の高い物か、混合物が多い物か、というようなイメージになります。

特徴としては「石質はやわらかく・加工がしやすい」ことです。このことから建設現場では、仕上げ材として多く使用されている理由の一つです。もともとは数ミリ以下の細かい火山灰・火山砂が集まって固まったものですので、基本的に石質はやわらかい部類になっています。

ほとんどが軟石に分類されていますが、種類や産地によっては中硬度の石質も存在しています。耐久性が強いのが特徴だったり、火に強い特徴を持っていたり、吸水率が高い特徴を持っている石材でもあります。

主に建設現場で使用される個所としては、浴室内や内壁などに採用されます。