stpとは、鉄筋コンクリート造で鉄筋工事のスターラップ(Stirrup)を略して表しています。スターラップとは馬具の鞍(くら)から吊り下げて足を乗せる鐙(あぶみ)のことでもあり、「あぶみ筋」とも言われます。

鉄筋コンクリート造の梁の内部上下ある主筋を囲む様に等間隔に配置する鉄筋です。人間の肋骨に似た形状のことから「ろっ筋」や「あばら筋」とも言われます。スターラップは梁に逆向きで平行にかかる剪断力(せんだんりょく)に対する補強の役割を果たします。主筋を固定し座屈(ざくつ)を防止する働きもあります。スターラップは図面では「stp」若しくは「□」の記号で表し、鉄筋のサイズ(D13など)、間隔(@200など)と合わせて記載します。

形状はロの字型の閉鎖型と、上部を解放したU字型があります。閉鎖型は1本の鉄筋を90°に3箇所を曲げて四角を作り、端部は135°のフック形状にして主筋に掛けます。また、端部同士を溶接で接合するものもあります。スターラップの必要断面積は、梁に生じる剪断力によって決まります。建物の梁には配管などを通すための開口を設けることがあり、スターラップが配置されないことから、斜め筋や星形の鉄筋等を配置して補強を行います。