道板は、足場の沈み止めを目的としてジャッキの下にはわす板のことです。現場で作業するときに足元に敷いて使う板のことを指す場合もあります。そのため、「足場板」や「歩み板」などと呼ばれることもあります。かつては軽い杉板が用いられることが多い傾向にありましたが、杉板が品切れの状態になり高価になりました。そのため、現在ではアルミ製が多い傾向があります。

さまざまな種類が存在し、杉などから作られた木製のもの、スチールやアルミなどから作られた金属製のものなどがあります。素材ごとに強度、耐久性、特徴などが異なるため、現場の状況にあわせて変更することが可能です。たとえば、昔と比較して金属でできている道板が用いられる現場が多い傾向にあります。しかし、現場によっては木製のものしか使用ができないところもあるため、変更できないと作業に支障をきたしてしまいます。

また、工事現場や建設現場の高所作業で用いられることが多いのが特徴です。作業をおこなう大人の体重に加えて、作業に必要な荷物の重量を支えなければいけないため、高い強度が要求されます。時間がたち劣化した場合は強度が落ちるため、現場の安全を守る目的で廃棄されます。なかでも木製の道板は劣化が早いため、注意が必要です。