サイディングとは、建物の外壁に使用するパネル形状の外壁材の一種。
工場であらかじめ成型したサイディングボードを貼り付けることで外壁が完成します。つなぎ目をシーリング材で埋める。剥がれや雨漏りを防ぐことができる。
サイディングは大きく分けて以下の4種類ある。
窯業(ようぎょう)系サイディングは、主にセメント質と繊維質の材料を混ぜ合わせたもの。日本の住宅の約4分の3で採用されています。安くて種類が多く、耐久性に優れているが、蓄熱しやすい。
金属系サイディングは、窯業系の次に多くリフォームでよく使われる。ガルバリウムやアルミなどの鋼板を使用。防水性が高く、メンテナンスをあまり必要としなうが、塩害やサビに弱い。
木質系サイディングは、天然木に塗装して表面を炭化処理したものや、耐熱性があって防火認定を受けたものもあります。木材独特の木目のデザインが美しいが、水に弱くカビが発生しやすい。また、再塗装などこまめなメンテナンスが必要な点と天然の木材を使用しているので改修コストも高くなります。
樹脂系サイディングは、日本ではまだ少ないがアメリカでは過半数のシェアを超える。一番の特徴は軽い素材のため、工事しやすい。色あせしにくく、耐天候性にも優れているが、遮音性では上記の3つに劣ります。
サイディングは表面に色あせや剥がれ、チョーキング(白亜化)、ひび割れ、カビやサビなどがあれば補修や張り替えが必要です。
【参考動画】
こちらの動画ではサイディングについて解説されています。