戸当たりは、ドアの開け閉めで、開けすぎや開けた時の衝撃を和らげる目的で設置されるクッション材のことです。設置することでドアやドアノブが壁に当たるのを防ぎ、壁の傷などを防げます。戸当たりには、床に取り付けるタイプや壁に取り付けるタイプ、ドアに取り付けるタイプもあります。さらに、「ボタンロック付きマグネットストッパー」は、マグネットの力で止まります。ボタンを押すとロックがかかり、もう一度ボタンを押すまでは解除できません。床に取り付けるタイプは、使用していない時に床の表面から飛び出しがない状態にできるものや、開いたドアを閉じないようにする機能がついたものもあります。戸当たりは引き戸に用いられることもあり、その場合は戸袋に装着します。
また、床付け側につけるタイプの戸当たりをつける場合は、戸先から10cm以内にすると良いといわれています。10cm以上離れたところに取り付けてしまった場合、ドアの下の隙間にモノが挟まってドアが浮き上がってしまった際、外れるケースが稀に発生します。
その他、開き戸の枠に扉を止めるためにつける細木のことを指す場合もあります。上枠と左右の縦枠につけ、下には枠と別材ではなく、靴擦り(くつずり)と呼ばれる部材をいれます。戸当たりを設置していない場合、扉は枠の中で止まらなくなってしまいます。加えて、戸と枠の隙間から空気が入ってしまいます。