パーティクルボードとは木質ボード(木材を原料として板状に加工成形されたもの)の一種で、小片(パーティクル)に接着剤を加えて熱圧成形して作られます。

パーティクルボード以外の木質ボードには、木材チップの向きを調整して作られているOSBや、木材を繊維状に分解してから作られるファイバーボード(繊維板)があり、ファイバーボードは比重によってインシュレーションボード、MDF、ハードボードに区分されている。いずれも木材の性質を残しながら均質な性能をもった建材となるため、そのメリットを生かしてさまざまな用途に用いられています。

パーティクルボードはメラミン化粧板の基材として使用できるため家具に使われることが多いが、建材として壁・床・屋根の下地に用いられることもあります。

断面構造は単層と多層がある。単層のボードは強度をもたせるために高密度にすると重くなるため、表面を高密度(小片が小さい)に、中心近くを低密度(小片が大きい)にして強度と重さのバランスをとった多層のボードも作られてる。多層のなかで最も多く用いられているのが3層構造のボードである。厚さは9mm~40mm、サイズは三六板~四九板まであり、さらに曲げ強度や耐水性能などによって区分された多くの製品が揃っています。