メッシュロードは、凸凹を避けるための歩行用の仮設材です。コンクリート打設時などスラブ配筋上の作業を安全におこなう目的で利用します。鉄筋の上に直で乗って作業するケースもあります。しかし、足場にメッシュロードを設置すれば、移動の安定性が飛躍的に向上するため、非常にメリットが大きいのが特徴です。

たとえば、雨が降ったときの作業は鉄筋が滑りやすく危険です。そのタイミングで利用すれば、横滑りを防げるため歩きやすくなります。また、利用すればスラブ鉄筋の結束線が切れるのを防ぐのに役立ちます。金網の影響で荷重が分散されるため、配筋が乱れてしまったり、曲がってしまったり、結束線が切れたりすることを防ぐことが可能です。

歩行用の仮設材は道板などと呼ばれています。さまざまな場所に使われていますが、重く長いため移動が大変です。その点、メッシュロードは軽量薄型で持ち運びしやすいのが特徴です。一般的なサイズは、長さ「450mmから500mm×1800mmから2000mm程度」で、重さ「約6kgから約6.5kg」です。さらに、メッシュロードは餅網状なので上から下を見通せます。網目の幅も大きく、視認性が高いのも魅力で、配筋検査をロードの上から行うことも可能です。加えて、足場の安全性は確保されているため、検査に集中できます。