ラティスとは「格子・格子造り」という意味を持つ言葉で、建築用語では主に木製素材の柵やフェンスのことをいいます。一般的にいわれているフェンスは、用途や所有者が異なる土地の境界線、高所から転落した場合の防止柵、そして外部からの侵入者防止などを目的としています。それに対してラティスは、ウッドデッキなどエクステリアやガーデニングに使用される木製の間仕切りを指す場合が多くなっています。

ラティスの特徴として、ガーデニングを立体的に楽しめます。格子タイプのラティスに植物の蔓を絡ませたり、花を植え付けたハンキングバスケットを掛けたりするなど空間活用が可能になります。また高さのあるラティスを設置することで、外部からの目隠しと同時に日差しを遮ることができる点も特徴といえます。

ラティスの種類として、格子タイプとルーパータイプがあります。格子状に板張りされた格子タイプは隙間があるため風通しがよく、ハンキングバスケットを掛けた場合にも水切れがよい、根腐れしにくいといわれています。また細い板をブラインドのように傾斜状に並べたルーパータイプには、風や日差しを和らげる効果や内側が見えないため目隠し効果があります。