笠木とは、手すりなどの上部に取り付ける仕上げ材です。笠木には木製や金属製、モルタル製などがあります。一般的に材質は、笠木を取り付ける場所と同じものが使われます。ちなみに金属製の笠木はパラキャップとも呼ばれています。

笠木は元々、鳥居などの一番上にある立派な木を指していました。現在では、日が当たるベランダなどに取り付けられています。また最近では、日本の気候に合わせた笠木など様々なタイプがあります。尚、笠木は劣化するとつなぎ目から雨漏りする可能性があります。内部が腐食してしまう事もあるのでその点は要注意です。

笠木の特徴は、壁や躯体を保護してくれるという事です。ベランダなどに取り付ける事で雨水の侵入を防いでくれます。また意匠性の向上という役割を持っている点も特徴の一つです。笠木の設置には、住宅全体のイメージを良くする目的もあります。笠木は雨だれを防ぐ事で見た目の美しさを維持してくれるのです。しかしながら、浮きや隙間が見える場合は、笠木の補修・交換が必要です。

笠木に関連する仕事の一つに挙げられるのが、建築業です。そのため、建物の建築の仕事と笠木は深く関係しています。また、笠木に関する仕事としてはリフォーム業もあります。