ジョイナーとは建物内部の仕上げの壁材を取り付けていく時に、継ぎ目となる部分にいれる部材のことを言います。
金属・プラスチック・木など豊富な材質のジョイナーがあります。用途や仕上がりイメージに応じて使い分けることができます。

平面的に取り付けていく物だけでなく角部分用の物もあります。
ジョイナーを使用することで等間隔の継ぎ目を維持して壁材の取り付けを行なうことが可能です。建物の外壁材(サイディング)の継ぎ目に用いる凹型のジョイナーまた、釘やビスを使用せずに仕上げることができるビスケットジョイナーという方法もあります。部材と部材を繋げる部分に凹部分を刻みます。その凹部分ににビスケットという薄い板をはめこみます。ビスケットで繋げるとダボ接着よりも施工性が高く、精度も頑強さも高い継ぎ手加工が簡単に行えます。雇い実や額縁のコーナーにいれる簪(かんざし)の指物技法に似ています。

一般的な施工手順
まず、建物の立地条件、デザイン、下地間隔、開口部の位置、材料の働き寸法、ロス率を考慮して割付けます。この工程が最も重要な部分です。ここ次第で最終的な仕上がりに大きな違いが発生します。
壁材の取り付けは原則一方向で行っていきます。