蝶番とは、開き戸やふたを開閉できるようにする金具。呼び方は、蝶の形に見えるので蝶番 (ちょうばん)と呼び、ちょうつがい・丁番(ちょうばん)・ヒンジ(英語での読み方)ともいわれる。 蝶番の構造として「平蝶番の場合」2 枚のプレートを 1 本の回転軸に連結させて 1 方向のみ の動きができる。

多数種類があり、ここでは 6 種類紹介。平蝶番は、一般的で多く使われている。長蝶番は、 平蝶番を長くしたもので、必要な長さに切れる。抜き差し蝶番は、抜き差ししやすい。芯棒が 羽根に止められているものには左用・右用がある。芯棒がある方を枠側で、芯棒がない方を 扉側に取り付ける。オートヒンジ蝶番は、開閉速度を調整できる。スプリングヒンジが扉を閉 めるもので、ダンパーヒンジで占める力をおさえる。スライドヒンジは、家具やキッチンに使わ れる。キャッチがあるものは閉まりきるが、キャッチがないものは閉まりきらない。隠し蝶番 は、扉の裏表どちらからも、みえないようになる。英語表記が、スライドヒンジと同じ Concealed Hingesと呼ばれる。 取り付け方は、蝶番同士を近づけず、均等に離した方が荷重の分散ができ耐久が増す。木 材に蝶番を使用する時は、木の反りが発生することを考え、蝶番 3 つ以上を取り付けるなど の反り防止検討をおこなう。 

【参考動画】

こちらの動画では蝶番について解説されています。

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