床材とは、主に屋内の床を仕上げるのに使う材料のこと。畳やフローリング、じゅうたん・コルク・タイルなどがある。室外はタイルやコンクリートなどです。最も一般的なものは、木材でできているフローリングです。フローリングは単層フローリングと複合フローリングの2つに分けらます。

単層フローリングには、無垢材と呼ばれる天然の一枚板が使われます。木材そのままの風合いが残り、素材ごとに個性がある。パイン(松)・スギ・ヒノキ・チェスナット・オークなどが使われます。単層フローリングは調湿機能があり、断熱性が高く、静電気が起こりにくいなどのメリットがあります。ただし、水に弱く傷が付きやすい。素材によっては価格も高くなります。

複合フローリングは、基材の上に化粧材と呼ばれる特殊シートや木を張り合わせたもの。表面にコーティング剤を施したものは水や汚れなどに強い。複合フローリングのメリットは、品質が安定する・反りや収縮が少ない・傷やへこみが付きにくい・施工しやすいなど。ただし、調湿作用がなく、傷ができると補修しづらいなどのデメリットもあります。キッチンや洗面所・トイレなどでは、水を弾く陶磁器製タイルや塩化ビニール・プラスチック製などといった床材が好まれます。

【参考動画】

こちらの動画では床材について解説されています。