耐火二層管とは硬質塩化ビニル管の内管に繊維モルタルの外観を被覆している配管材料のことです。
一般的にはトミジ管や繊維補強モルタル二層管とも言われています。
排水設備工事全般で使われており、
繊維モルタルで被覆加工されているため遮音性や吸湿性・吸水性があり、銅管鋼管、ステンレス管などの金属管や、塩化ビニル管などのように防露施行を必要としないので、
大幅な工期短縮やコストダウンにつながります。

また、排水の酸やアルカリに強い耐薬品性や、耐食性、耐震性など、耐火以外にも優れた特徴を持つ配管材料です。
また、耐火二層管は建材試験センターにおいて2時間の耐火試験に合格し、国土交通大臣認定および日本消防設備安全センター性能評定を取得し、防火区画貫通工法として認められた製品耐火性能がありますので防火区画での貫通処理が必要な場所でも使う事ができます。

耐火二層管は、排水管や汚水管、雨水管や空調ドレン管など様々な物に使われています。
耐火二層管は、その遮音性や耐食・耐震性など優れた性能が評価され、各地の様々な建築物に広く採用されています。
戸建て住宅やマンション、事務所ビル・総合病院・テーマパーク・ホテル・公共施設・レジャー施設などの、排水管や雨水管、空調ドレン管として採用されています。