型板ガラス(かたいたがらす)とは、表面に凹凸の模様が付いて、柔らかな光を取り入れることができ、人影は映りますが視線を遮ることが出来るガラスです。浴室やトイレのガラスに良く用いられます。板状のガラスは製造時に熱で柔らかくしたガラスを、2本の圧延用ロールの間に通して平らなガラスを作ります。片方に模様のついたロールを用いることで、ガラスの片面は平らですが、もう片面はロールの模様が写り、型ガラスとなります。ロールの模様を変えることで様々な模様の型ガラスを作ることが出来ます。

模様には果物の梨の表面の様な凹凸の梨地(なしじ)や、凹凸を抑えやや透明性ある霞(かすみ)があります。昭和初期には様々な模様の板ガラスが製造されていました。夜空の星をデザインした夜空(よぞら)や銀河(ぎんが)、格子模様のチェッカーなど、現代ではレトロな雰囲気のガラスとして用いられます。同様に視線を遮るガラスとしては、磨り(すり)ガラスがあります。

表面をサンドブラスト処理することで、白く不透明なガラスになります。表面はザラザラしており、水に濡れると透けてしまうので、浴室には用いることは出来ません。更にサンドブラスト後にフッ酸処理をして、表面を滑らかにしたものをフロストガラスと言います。曇り(くもり)ガラスは、型ガラス、磨りガラス、フロストガラスなど、不透明なガラス全般のことを言います。

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