内窓やインナーサッシとも呼ばれます。建物の中で一番熱の出入りが大きい場所である窓ですが、追加され二重になることでお部屋の空気が逃げにくくなります。また、外気が入ってくることも抑えることができるため、断熱効果、遮熱効果も期待されます。外の気温から受ける影響が少なくなることで、ガラスの内側と外側で温度差が大きい時、暖かい側で発生する結露が、できにくくなるという点も二重窓にするメリットのひとつです。

それら以外にも、防音効果や防犯効果を目的に設置されることも多くあります。音が入ってくるのは主に窓からなので、この部分を対策することにより外からの音の侵入、室内からの音漏れを緩和させることができます。防犯面では、単純に二重窓は壊すのに時間、手間がかかるという効果が期待されます。採用するガラスを防犯対策向けのガラスにすると、防犯効果は更に上がります。

サイズや種類、デザインも豊富なので、窓の種類だけでなく和室や洋室など、お部屋ごとの雰囲気に合わせたものを選ぶこともできます。取り付ける場所や規模により異なりますが、既存の窓をそのまま活かせるので大がかりな工事は必要ありません。