コネクターとは、もともと電線と電線、電線と電気器具などを接続するための電気部品や、接続プラグのことを意味しています。材質には、樹脂あるいは金属が用いられており、形状や規格については、接続する装置や電子部品ごとに決められています。具体的には、PS/2、D-subなどがあります。

また、シアコネクターとは、2つの部材を一体化するための接合部剤(金具)のことを指しています。例えば、プレキャストコンクリートなどで、表面に石材などを先行貼り付けする場合に用います。石材の裏面に取り付けする接合部品なので、仕上げ材が躯体から剥がれて離れてしまうのを防げます。加えて、鉄骨デッキと生コンの接合部分については、スタッドやジベルなどが用いられます。

その他、木造建築における木材の接合方法は、ホームコネクター工法と呼ばれており、ホームコネクターとは接合金物のことを指しています。具体的には、接合する箇所にドリルで穴を開けて、中空式のボルトにしたホームコネクターを挿入します。木材とホームコネクターの間にある隙間を接着剤で完璧にふさぐことで、木材と木材を接合するものです。ホームコネクター自体は、木材内部に収納されるので、金物の露出がないのが特徴です。